...ただ心定まらず不安に悩むばかりの状態から抜け出し...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...神経を悩む病人のように...
近松秋江 「うつり香」
...深く思い悩むらしい風情(ふぜい)を浮かべて...
徳田秋声 「仮装人物」
...この同じ悩みを悩む...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...これ以上の探求や推論を重ねて悩むことは無益なことだと思われる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...さらに心の主題に特有のいくつかの追加の困難にも悩むことになるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...祖母がひどく悩む理由が分かり始めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...その臣下や僕婢は欠乏に悩むということは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その対立と矛盾とを悲しみ悩む懐疑こそ正しき懐疑である...
三木清 「語られざる哲学」
...源氏は酒の酔いに悩むふうをしながらそっと席を立った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この命をどうして引きとめることができるであろうと薫は思い悩むのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...われよりの願と人に知られで宮づかへする手立(てだて)もがなとおもひ悩むほどに...
森鴎外 「文づかひ」
...われよりの願いと人に知られで宮づかえする手だてもがなとおもい悩むほどに...
森鴎外 「文づかい」
...男女が懸想をするに当つて思ひ悩むことが...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...ワクワクと身をもみ悩む新九郎に...
吉川英治 「剣難女難」
...行き悩むこと再々だった...
吉川英治 「私本太平記」
...およそ人間とはそうした煩(わずら)いばかりに罹(かか)って喘(あえ)ぎ悩むのが持ち前なのである...
吉川英治 「親鸞」
...多感な老公はおそらく魂魄となるまでそうした人の悩みを身の患いに悩むであろう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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