例文・使い方一覧でみる「悦ばしさ」の意味
スポンサーリンク...妙に悦ばしさうな御気色で... 
芥川龍之介 「地獄変」
...妙に悦ばしさうな御氣色で...
芥川龍之介 「地獄變」
...その内心の悦ばしさは厚ぽつたい唇のはしに押へきれず浮び...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...むかしからおれとこの人とは仲よしだつた――それは押しかくすことのできない悦ばしさだつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...又あの悦ばしさが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...最初の目的が達せられるかと思ふと心中窃に悦ばしさを禁じえなかつた...
長塚節 「佐渡が島」
...何故このやうな悦ばしさが二個のでこぼこした石疊によつて喚び起されたのか？ 彼は突然...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...するとさつき凸凹な石疊が彼に與へたのと同じやうな悦ばしさが再び彼を襲ふ...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...悦ばしさにふるへながら立ちあがらうとすると...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...大抵の方はこの法悦の気持に入ることが出来るだらうと思ひます――意味のない悲しさと悦ばしさとに感ずる淡い涙...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...正吉の胸はもう悦ばしさでブルブルと震へてゐた...
牧野信一 「やぶ入の前夜」
...悦ばしさうに点頭いた...
牧野信一 「山を越えて」
...広い宇宙に自分の立つてゐる有り場を確かに見せて呉れて尊い悦ばしさを味ふ事が出来た...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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