...この春かりそめの患いからポツンと死んでしまったため...
海野十三 「火葬国風景」
...爾(ココ)に其御祖(ミオヤ)ノ命哭き患いて...
高木敏雄 「比較神話学」
...が、去年も患い、今年もまた患ったこのからだでは、どんな理由をつけたからとて日帰りならともかく、一週間十日に亘(わた)る単独の旅行なぞに、父母が出してくれようはずがありません...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...長患いのあのあわれなテリアをつれてきたまえ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...決定的な患いをなしているのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...誰も不思議に思わないから調法な偽患いだよ」「あ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...月に三度も恋患いが出来るかよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患いさせたという...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無理はないぜ」「まだ沢山調べて来ましたよ」「詳しく話してみな」「恋患いの第一番...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どう見ても恋患いなどをしそうもない人柄です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患いの仲間を、一人々々調べることになったんだ」「親分、私はこの通りの病人で、一と足も外へ出られませんが」嘉三郎は手を合せて拝まないばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患いだけは止しましょうよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...相対ずくで患いついたという話だろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...重症の糖尿病で永年患い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう日々の雰囲気は目というような患いと感覚の上で一層切なく結びつくでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これはどうも下(しも)の患いらしいと独り合点して...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...そこには悧口(りこう)さから来る意識の患いがあまりに多い...
柳宗悦 「工藝の道」
...「うちはどんな暮しをしていたんだ」「おっ母さんが長患いをしていた...
山本周五郎 「ちいさこべ」
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