...米国は外冠の患いなく外国の関係少なき国なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...城山五子手記抜萃去年十一月二十日に脳血管の痙攣で倒れた父は、その後間もなく狭心症、心筋梗塞を患い、同年十二月十五日東大病院に入院したが、勝海先生のお蔭で辛うじて危険状態を脱し、本年二月七日五十日餘で退院することが出来、狸穴の宅に帰った...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...長患いのあのあわれなテリアをつれてきたまえ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...決定的な患いをなしているのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...いつごろより患い出したかということと...
中里介山 「大菩薩峠」
...大正四年に大患いで入院したときも川柳ずきの友人にたのんで...
野村胡堂 「胡堂百話」
...無理はないぜ」「まだ沢山調べて来ましたよ」「詳しく話してみな」「恋患いの第一番...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっしも話の種に一度位は恋患いてえのをやって見ようと思うが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...相手が恋患いの仮病をつかって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...命がけの恋患いでもして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十八になる娘の恋患いの話などは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長患いなどで起こってしまう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...揚句に芝居の仙台様がお脳気(のうけ)を患いやしめえし...
正岡容 「小説 圓朝」
...あれからじき患いこんで...
正岡容 「寄席行燈」
...重症の糖尿病で永年患い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...――少しもなが患いをしないで...
山本周五郎 「追いついた夢」
...その他文明社会に流行しまする法律悪用の悪漢の毒牙にかかる患いは一切ございません...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...真の太医は国の患いも医すと聞いている...
吉川英治 「三国志」
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