...米国は外冠の患いなく外国の関係少なき国なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...長患いでひどく衰弱していました...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...死ぬような大患いを二度もなすったばかりでなく...
谷崎潤一郎 「途上」
...決定的な患いをなしているのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...誰も不思議に思わないから調法な偽患いだよ」「あ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ブラブラ患いをしているから下手人と判っても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺は恋患いをする柄(がら)か柄でないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患い見てえなことをやるかえ」「たんとはやりませんね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...月に三度も恋患いが出来るかよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「意久地のねえ野郎だ、――人間が空を飛んで、忍び返しに引っ掛るわけはねえ、それに江島屋には、揚羽(あげは)のお艶(えん)という、若い男をフラ/\にさせる、結構な餌が居るんだ、恋患いの講中を、片っ端から洗って見るがいい」平次は、せめてこれだけでも八五郎の手柄にしてやり度いと思ったのか、ツイこう言った激しい言葉も浴びせるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...実は恋患い組の一人で一番深く思い詰めて居た――三之助とお艶が綱を渡って逢引しているのを見て業(ごう)を煮(に)やし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患いだけは止しましょうよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それッきり何処まで行っても恋患いの所作(しょさ)なら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...結核を患いながらも臨床医...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...お脳気を患いやあしめえし...
正岡容 「圓朝花火」
...自分の体が満足なら細君を所謂女らしく封じて置けるだろうが一朝永患いをして金がないとなったら...
宮本百合子 「刻々」
...新しい帝国図に代わってからその患いはない...
柳田國男 「地名の研究」
...もっとも常に足拵(ごしら)えがよければそんな患いもないのだが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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