...爾(ココ)に其御祖(ミオヤ)ノ命哭き患いて...
高木敏雄 「比較神話学」
...私は近頃糖尿病を患いました...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...いつごろより患い出したかということと...
中里介山 「大菩薩峠」
...とうとう一生一度の大患いをしてしまった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...恋患いさせたという...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患いの一味には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「意久地のねえ野郎だ、――人間が空を飛んで、忍び返しに引っ掛るわけはねえ、それに江島屋には、揚羽(あげは)のお艶(えん)という、若い男をフラ/\にさせる、結構な餌が居るんだ、恋患いの講中を、片っ端から洗って見るがいい」平次は、せめてこれだけでも八五郎の手柄にしてやり度いと思ったのか、ツイこう言った激しい言葉も浴びせるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それがどうしたんだ」「癆症(ろうしょう)だか恋患いだか知らないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患いの仲間を、一人々々調べることになったんだ」「親分、私はこの通りの病人で、一と足も外へ出られませんが」嘉三郎は手を合せて拝まないばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...考えたのはこの恋患いでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『私は患いました』――と聴かされちゃ腹も立たねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患いだけは止しましょうよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...独り娘お由利が長の患いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...相対ずくで患いついたという話だろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お脳気を患いやあしめえし...
正岡容 「圓朝花火」
...重症の糖尿病で永年患い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...真の太医は国の患いも医すと聞いている...
吉川英治 「三国志」
...国体にも患いの時代がある...
吉川英治 「日本名婦伝」
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