...長患いのあのあわれなテリアをつれてきたまえ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...決定的な患いをなしているのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...いつごろより患い出したかということと...
中里介山 「大菩薩峠」
...とうとう一生一度の大患いをしてしまった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...枕屏風(まくらびょうぶ)の蔭には長患いの女房お松が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺は恋患いをする柄(がら)か柄でないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「意久地のねえ野郎だ、――人間が空を飛んで、忍び返しに引っ掛るわけはねえ、それに江島屋には、揚羽(あげは)のお艶(えん)という、若い男をフラ/\にさせる、結構な餌が居るんだ、恋患いの講中を、片っ端から洗って見るがいい」平次は、せめてこれだけでも八五郎の手柄にしてやり度いと思ったのか、ツイこう言った激しい言葉も浴びせるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それがどうしたんだ」「癆症(ろうしょう)だか恋患いだか知らないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どう見ても恋患いなどをしそうもない人柄です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...相手が恋患いの仮病をつかって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここでも眼を患いましたが...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...妹は貴様の貧相が眼について患いをひきおこし...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...雨水はすぐ流れ落ちて湿気の患いがない上に米を作り得る土地が手近にある...
柳田國男 「地名の研究」
...――少しもなが患いをしないで...
山本周五郎 「追いついた夢」
...真の太医は国の患いも医すと聞いている...
吉川英治 「三国志」
...この患いを除くにはどうしたものであろう?」「さあ...
吉川英治 「三国志」
...患いをなした蜀の根を断つは...
吉川英治 「三国志」
...もっとも常に足拵(ごしら)えがよければそんな患いもないのだが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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