...一度でも悔い改めたものは――美しい一瞬間を持つたものはいつも「限りなき命」に入つてゐる...
芥川龍之介 「西方の人」
...悔(く)い改めよ、その人は天国に入るべければなり……へへ、悔い改めら、ら、られるような罪人なら、俺は初めから罪なんか犯すかい...
有島武郎 「星座」
...悔い改めたブルジョアは...
有島武郎 「広津氏に答う」
...わたしは罪を悔い改めることができなくなりますからね...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「赤いくつ」
...「君に悔い改めさせたいばかりに...
海野十三 「恐怖の口笛」
...それをして悔い改めさせた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...悔い改めて、神様を畏れなければならん...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...今後すみやかに悔い改めて神に帰依(きえ)し...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ところがその彼が待つ間ほどなく、悔い改めて、それと同時に新らたに甦生したもののような瑞々(みずみず)しさと、いかにも自信に充ち滿ちた樣子をもって姿をあらわすことになったので、みんなは直ちに彼の一時の落伍を許してくれたのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...悔い改めるはさておき...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おのれの罪を恐れずに、罪を感じたときにも、ただ悔い改めて、けっして神に誓いをかけてはなりませぬ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...悔い改めた一人の罪人(つみびと)の涙にぬれた顔に対して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...或は今迄の悪業邪慳(あくごうじゃけん)を悔い改め...
中里介山 「法然行伝」
...悔い改めないと、煙突から惡魔が忍び込んで、連れてつてしまふかも知れませんよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あなたはそれを悔い改めたか」「おお神に愛されたるムルタックよ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「海豹」
...同志達に向って「悔い改め」をすすめたり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...善因善果、悪因悪果、悔い改めよの、心を入れ換えよの、やれ神罰の、仏罰の、天の怒り地の祟(たた)り、親罰、子罰、嬶罰(かかあばち)のと、四方八方からの威し文句の宣伝ビラが昔から到る処ふり撒(ま)かれておりますが、近頃の人間は頓(とん)と相手にしなくなりました...
夢野久作 「鼻の表現」
...今にして悔い改めなければ...
吉川英治 「三国志」
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