...阿容々々(おめおめ)欺かれし悔しさよ...
巌谷小波 「こがね丸」
...鳴くを引汐おちゆきて、再び島にかへる時、浦に水鳥みえずとも、悔いずや、君は永久(とことは)に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...悔悟と殺し文句に満ちた書簡を...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...としとって出世しかけた時に後悔します...
太宰治 「新ハムレット」
...自分でも後悔した...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...いつ死んでも悔いない心がまへを持ちつゞけてゐる(残念なことにはそれに対する用意が整うてゐないけれど)...
種田山頭火 「其中日記」
...懺悔(ざんげ)をして罪(つみ)を赦(ゆる)して貰(もら)はうとて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...恥じ入って後悔した村の人達は...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...お悔みをいわれた...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...當人の娘も後悔(こうくわい)したが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の意志通りに動けば私は後悔なんてしないよ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...悔(くい)ある堕落の化身(けしん)を母として...
福田英子 「妾の半生涯」
...自己を懺悔する言葉のうちにいかに容易に他に対してかえって自己を誇示する心が忍び込み...
三木清 「親鸞」
...良心の底に後悔痛恨を生じさせるのに役立つと共に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あとで必定(きっと)後悔するもんだから……てな事を皆(みんな)して色々云うもんですからね……ハハハ……」船長の表情は依然として動かない...
夢野久作 「難船小僧」
...譜代(ふだい)のご恩もわすれた嘆かわしき武門の廃(すた)れ、はや見ているにしのびません」「では、出陣を望むのか」「わが四ツ目結(ゆい)の旗を先に立て、そのような忘恩の大名どもへ、後日、悔いを噛むなと、言ってやりたいのでございまする」「しおらしい」高時は、賞(ほ)めそやしたが...
吉川英治 「私本太平記」
...そちに悔いられると...
吉川英治 「新書太閤記」
...至らないで悔いていることばかりを――そちには...
吉川英治 「宮本武蔵」
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