例文・使い方一覧でみる「息杖」の意味


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...それから雲助の息杖(いきづえ)というものがある...   それから雲助の息杖というものがあるの読み方
寺田寅彦 「ステッキ」

...駕屋は、沈黙して、息杖を、こつこつ音立てながら、駕を横にして、ゆるゆる登りかけた...   駕屋は、沈黙して、息杖を、こつこつ音立てながら、駕を横にして、ゆるゆる登りかけたの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...息杖(いきづえ)をかかえたり...   息杖をかかえたりの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...駕籠屋は息杖(いきづえ)をはなさず...   駕籠屋は息杖をはなさずの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...息杖を取りあげて...   息杖を取りあげての読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...息杖を取りなおして...   息杖を取りなおしての読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...山越えに使ふべき息杖を探すために川向ふの竹籔へ赴いた...   山越えに使ふべき息杖を探すために川向ふの竹籔へ赴いたの読み方
牧野信一 「剥製」

...お乗んなせえ」息杖を突っ張って...   お乗んなせえ」息杖を突っ張っての読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...と、雪之丞の、冷厳な瞳が、闇を貫いて、広海屋の店前をみつめたとき、飛ぶように駆けつづけて来た辻かご――「ホイ! ホイ! ホイッ!」と、先棒、後棒、足が止まって、タンと立つ息杖、しずかに乗りものが、下におろされる...   と、雪之丞の、冷厳な瞳が、闇を貫いて、広海屋の店前をみつめたとき、飛ぶように駆けつづけて来た辻かご――「ホイ! ホイ! ホイッ!」と、先棒、後棒、足が止まって、タンと立つ息杖、しずかに乗りものが、下におろされるの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...息杖をふりかざして...   息杖をふりかざしての読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...息杖(いきづえ)を取って身構えた...   息杖を取って身構えたの読み方
山本周五郎 「風流太平記」

...「どうか待って下さい、勘弁して下さい」伊兵衛は哀訴した、「――このとおりです、頼みます、どうかそんな、あっ、ごめんなさい」棒を奪い、息杖を奪った...   「どうか待って下さい、勘弁して下さい」伊兵衛は哀訴した、「――このとおりです、頼みます、どうかそんな、あっ、ごめんなさい」棒を奪い、息杖を奪ったの読み方
山本周五郎 「雪の上の霜」

...冥府(めいふ)の門へ息杖を振り込んで行く――×ぽん...   冥府の門へ息杖を振り込んで行く――×ぽんの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...洒落たまねをッ――」続いて唸り込んだ三本の息杖...   洒落たまねをッ――」続いて唸り込んだ三本の息杖の読み方
吉川英治 「剣難女難」

...錆刀(さびがたな)や息杖(いきづえ)を持ちこんで...   錆刀や息杖を持ちこんでの読み方
吉川英治 「神州天馬侠」

...息杖(いきづえ)や足蹴(あしげ)の下に...   息杖や足蹴の下にの読み方
吉川英治 「神州天馬侠」

...息杖(いきづえ)をそろえて待ちかまえている...   息杖をそろえて待ちかまえているの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...棒だの、息杖だの、竹槍だの、小石だの、わあっと、旋風(つむじ)になって、草埃(くさほこ)りを巻きあげた...   棒だの、息杖だの、竹槍だの、小石だの、わあっと、旋風になって、草埃りを巻きあげたの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

「息杖」の読みかた

「息杖」の書き方・書き順

いろんなフォントで「息杖」


ランダム例文:
摂津   柱塔   粟粥  

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