...その息女お蘭(らん)の美形ならびなく...
太宰治 「新釈諸国噺」
...夫人はもと桐生家と同格の大名(だいみょう)である池鯉鮒信濃守(ちりうしなののかみ)の息女である...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ベリアスの息女の中に擢んじぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...雷霆の神の息女よ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...佳麗なる 155息女と來り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...藤堂和泉守の御息女加代姫さま...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「御贔屓(ごひいき)にあずかりました身、それはもう御病気とうけたまわれば、すぐにお見舞に伺うはずでござりますが――わたくしが御病気のもととは? 一たいどういうわけでござりましょうか!」長崎屋は、笑いつづけて、「何も不思議がることはない、御息女は、恋の病いにかかられたのじゃ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...加島どのの御息女が見て来られたのだ」正四郎は口をあいた...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...幾人の御息女がおありですか」「むすめ共(ども)のことをお訊ねか」唐突なのに愕(おどろ)いたのであろう...
吉川英治 「上杉謙信」
...あの芙蓉娘は拙者の旧主鴻家(こうけ)のご息女なので...
吉川英治 「三国志」
...董相国には妙齢なご息女がありますから...
吉川英治 「三国志」
...ご息女をもって袁家の息にゆるされ...
吉川英治 「三国志」
...七人もご息女のあるうちでも...
吉川英治 「親鸞」
...ここに押し込められているという話なんだが」「アアその御息女と私を間違えて呼んだのだね...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――数右衛門の癖で、『御息女...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...それが監視をさえ仰せつかっているものを……わが息女(むすめ)を...
吉川英治 「源頼朝」
...由緒(ゆいしょ)ある大家の息女(むすめ)だった...
吉川英治 「柳生月影抄」
...「ご息女の花世どのの身は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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