...その息女お蘭(らん)の美形ならびなく...
太宰治 「新釈諸国噺」
...(中略)其外治部少輔(ぢぶせういう)ガ息女ドモ多カリシガ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...息女の中に艶麗の譽の高きラオヂケイ倶し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...息女ら即ちクロニオーン・ヂュウスに迫り求むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...藤堂和泉守の御息女加代姫さま...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...将門(まさかど)の息女(むすめ)滝夜叉(たきやしゃ)が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...息女でいられると存じましたが……」「その外は?」「その外は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あんまりおもいやりが無さすぎます」「御息女さま」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「御贔屓(ごひいき)にあずかりました身、それはもう御病気とうけたまわれば、すぐにお見舞に伺うはずでござりますが――わたくしが御病気のもととは? 一たいどういうわけでござりましょうか!」長崎屋は、笑いつづけて、「何も不思議がることはない、御息女は、恋の病いにかかられたのじゃ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...なにしろ、御息女は、御寵愛が激しかったので、中老方の嫉妬(しっと)も多いゆえ、これが曝(あら)われたら、大事にもなろうというもの――」一六美女は、とかく、相手の異性から、秘密を打ち明けさせるような、一種の魅力を持っているものだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...御息女のお風邪は心配ありませんと...
吉川英治 「大岡越前」
...越前どのの小さい息女(次女...
吉川英治 「大岡越前」
...道三の息女であるから...
吉川英治 「新書太閤記」
...息女(むすめ)が多かったように聞いておるが」「お子...
吉川英治 「新書太閤記」
...妙齢十七を頭とする三人の息女たちの粧(よそお)いが...
吉川英治 「新書太閤記」
...息女(むすめ)や...
吉川英治 「新書太閤記」
...真岡の判官兵部大輔三善為教の息女といえば...
吉川英治 「親鸞」
...わしに告げたいこととは」「江戸表におらるるそこもとの御息女お千絵殿という方から便りをもって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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