...謡曲「葵の上」には六条御息女の生き霊が出て来ますが...
上村松園 「作画について」
...獻じ捧げて雷霆のクロニオーンのおほいなる息女に祈り求めいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...謹みてクロニオーンの息女らを崇へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...菊五郎の虎蔵福助(とらぞうふくすけ)の息女を相手にしての仕草(しぐさ)六十余(よ)の老人とは思へぬほど若々しく水もたれさうな塩梅(あんばい)さすがに古今の名優と楽屋中にても人々驚嘆せざるはなかりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...主殿頭総安(ふさやす)の息女で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...奥方は時の老中酒井左衛門尉の息女...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...酒井左衞門尉(のじよう)の息女で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...林太郎樣御許嫁石崎平馬樣御息女お禮樣は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二千石の大身三宅彈正樣の御息女お幾樣と縁談が纒(まと)まり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その旨しかと道益殿のご息女にお伝えください...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...「お屋敷の名は申さぬが、その御息女、やんごとなき方にお仕え申しておるうち、雪之丞の甘言にたぶらかされ、只今のところはお行方(ゆくえ)知れず、おん里方としては、御主人方にはすまぬ儀となり、八方、御当惑――拙者どもも、お案じ申し上げておるのだが、未だに、いずくに身を隠されたか、皆目、あてがない――」平馬は、雪之丞呪(のろ)わしさのあまり、三斎屋敷の秘事を――浪路(なみじ)失踪(しっそう)について、その一端を洩(も)らしたものの、さすが、屋敷名を出すことはしなかった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...宗対馬守の息女、太田摂津守に嫁する時、この木を携へ来つて之を千駄木の別邸に栽ゑられた...
柳田國男 「信濃桜の話」
...狛家(こまけ)の息女と小間使いのおりんです...
吉川英治 「江戸三国志」
...ただの町人の御息女じゃありませんね...
吉川英治 「江戸三国志」
...ご息女をもって袁家の息にゆるされ...
吉川英治 「三国志」
...で、義元は、甲斐の信玄の嫡男(ちゃくなん)太郎義信(たろうよしのぶ)に、自身の息女(むすめ)を嫁がせ、信玄の息女を、北条家に嫁がせることを、かねてから策していたのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...持萩(もちはぎ)中納言の息女(むすめ)であったとか...
吉川英治 「茶漬三略」
...深窓の息女へ文を通わすより...
吉川英治 「源頼朝」
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