...静謐(しず)けさのさなかで生きもののような月の息づかいが手にとるように聞え...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...そして妙な息づかいを始めた...
海野十三 「宇宙尖兵」
...魂をゆするような熱い息づかいが近よってくるのを感じたのだった...
海野十三 「疑問の金塊」
...太刀川の息づかいが...
海野十三 「太平洋魔城」
...息づかいも、聞える...
海野十三 「地球要塞」
...ただどこか近いところで荒い息づかいをしているのを聞きました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...その息づかいと語調に依(よ)っても察しられたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...まだ醒めきらぬ深い息づかいで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...息づかいが極めて静かなものになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いとも安らかな息づかいで眠って居るのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...勢い込む八五郎の息づかいだけが異常に荒々しく聴えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人の男の息づかいを交互に聞き分けることが出来た...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...苦しい息づかいをしながら...
水上滝太郎 「九月一日」
...その息づかいは平和にわたしの耳をなごめた...
室生犀星 「童子」
...何時(いつ)でも矢を番(つが)えるようなじりじりした身構えを基経の息づかいに打交(うちかわ)して行った...
室生犀星 「姫たちばな」
...顫(ふる)えるような息づかいを自分達の項に感じた...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...その血相をごらんなさい常の金吾ではありません、常識の人でないことは、その眼気、その息づかい、その足どりの早さ、髪を乱してゆく風の間に見てもわかります...
吉川英治 「江戸三国志」
...尊氏の息づかいも...
吉川英治 「私本太平記」
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