...遥に恭(うやうや)しいものなのです...
芥川龍之介 「開化の良人」
...かの肥大豕(ゐ)の如き満村恭平をも記憶す可し...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...恭しく渠を迎へる...
石川啄木 「足跡」
...――新年誓詞――“こゝに昭和十五年の元旦を迎へ恭しく聖寿の万歳を寿ぎ奉り...
種田山頭火 「松山日記」
...あっしの頼みだ」「恭なく...
直木三十五 「南国太平記」
...恭敬にして信なり」と言った...
中島敦 「弟子」
...「どうも御親切に……」と恭(うやうや)しく礼を述べたが...
夏目漱石 「行人」
...教頭に恭(うやうや)しくお礼を云っている...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...お君は恭二の家のものになってしまった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...栄蔵の決心は幾分か鈍ったけれど自分の心に鞭打って恭二に送られて行って仕舞った...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...山田の主人はその間中も恭を見る毎に自分の実子の無い淋しさをお関に訴えた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...「俺にも恭位の息子が有ればなあ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...今までより一層はっきりと恭吉の一挙一動に見開いた眼を以て注意して居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...「会業日、苦雨新晴、乃廃業、与余語天錫、山本恭庭、木村駿卿同遊石浜墨陀諸村途中作、時服部負約」の五律五首、「首夏与余語天錫、山本恭庭、木村駿卿同集石田子道宅」の七絶三首、「初夏過太田孟昌宅」の七絶二首、「再過太田孟昌宅、与余語、山本二医官及木村駿卿同賦」の七律一首等がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...会文恭大君有榴房之福...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...原書房の成瀬恭の兩氏のお骨折りによるもので...
山之口貘 「山之口貘詩集」
...國境の連嶺は恭しくも微笑する...
吉江喬松 「山岳美觀」
...ピサロは恭しくこれを迎えて船の中を案内し...
和辻哲郎 「鎖国」
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