...彼女の表情はいつも恬然としている...
...穏やかな気持ちになりたいときは、恬然とした場所に行くのが良い...
...彼女は試験前にもかかわらず、恬然としている...
...雪山の水は恬然として透明で美味しい...
...彼女は恬然とした態度で、周りの人たちから尊敬されている...
...面罵せらるるも猶(なほ)恬然(てんぜん)たらん...
芥川龍之介 「骨董羹」
...三千年来恬然(てんぜん)と「狂うて見せ候へ」を繰り返してゐる...
芥川龍之介 「金春会の「隅田川」」
...恬然(てんぜん)とその説を信じてゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...且又軽蔑は多々益々恬然と虚偽を吐かせるものである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...ではいずれに従おうとするのか?わたしは恬然と答えたい...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...今日(こんにち)恬然(てんぜん)として「コント文学」を作る...
芥川龍之介 「病牀雑記」
...しかしひとり巽斎だけは恬然と倹素に安んじてゐた...
芥川龍之介 「僻見」
...或時英文を作つて見せると――子規はどうしたと思ひますか?恬然(てんぜん)とその上にかう書いたさうです...
芥川龍之介 「正岡子規」
...恬然(てんぜん)として大井に賛成した...
芥川龍之介 「路上」
...短尺だけ恬然(てんぜん)ととりつ離しにして未(いま)だ嘗(かつて)書いたことなし...
芥川龍之介 「わが俳諧修業」
...旧のごとくに恬然(てんぜん)として坐っておられるのは...
蜷川新 「天皇」
...恬然(てんぜん)...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...阿賀妻は恬然(てんぜん)と用意をなし了(お)えた...
本庄陸男 「石狩川」
...恬然(てんぜん)として...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...木村は恬然(てんぜん)として答えた...
森鴎外 「あそび」
...分からんのが神仏(かみほとけ)だ」宇平の態度は不思議に恬然(てんぜん)としていて...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...メフィストフェレス(恬然(てんぜん)として...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...風潮に託して恬然(てんぜん)としている訳にはいかない...
山本周五郎 「新潮記」
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