...社会の恩知らずだ...
伊藤左千夫 「去年」
...もし知られると、今までにでも、云はないでいい人にまで目かけだとか、恩知らずだとか、呪ひ殺してやるだとか云つてゐるあいつのことだから、わざと近所隣りへいろんな面倒臭いことをしやべり立てるだらうからと云ふのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それだのにあの恩知らずの親子が...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...それだのにあの恩知らずの親子が...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...恩知らず――父に対する哀惜の情や...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...神様があれの恩知らずな仕打ちに罰をお当てなすったのだ』ソフィヤ・イワーノヴナが亡くなってちょうど三か月目に...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...二本足で歩く恩知らずの動物なり...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...彼の神は恩知らずだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は恩知らずにもお前を追い払おうとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まあ恩知らずですな!」十 ジャヴェルの失敗の理由今までいわばその裏面を見てきたとも言える以上のでき事は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おまけに乱暴で恩知らず...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...そして惡魔みたいに恩知らずにもなれません...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...間違いなく恩知らずの泥棒と教えられただろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...恩知らずと思われたらごめんなさい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「君の親父は恩知らずだな...
牧野信一 「南風譜」
...家中(かちゅう)一同は彼らを死ぬべきときに死なぬものとし、恩知らずとし、卑怯者(ひきょうもの)としてともに歯(よわい)せぬであろう...
森鴎外 「阿部一族」
...「この恩知らずめ! よくも曹操と内応して...
吉川英治 「三国志」
...「恩知らずの見せしめ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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