...……この恩知らず奴(め)が!……」「はゝゝゝ...
相馬泰三 「野の哄笑」
...恩知らず奴ツ」彼はこう叫ぶやいなや...
太宰治 「地図」
...恩知らずだ」などゝも云った...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...何ちゅう恩知らずやろ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「検挙(あげ)られたんですとさ、川村が」「何時(いつ)だ、昨日か?」「昨夜(ゆうべ)ですとさ、いい気味だね、畜生、恩知らずが、昨夜(ゆうべ)ひどい目に逢わしたんだってさ」「フーム」利平は、グッと頭部の痛みが、除かれたように瞬間感じたのである...
徳永直 「眼」
...恩知らずな仕打ちを我慢することができないと白状いたしました時...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私は恩知らずに得手勝手にも彼に握手をさえしてやらなかった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...私は恩知らずにもお前を追い払おうとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まあ恩知らずですな!」十 ジャヴェルの失敗の理由今までいわばその裏面を見てきたとも言える以上のでき事は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかしあんたは私のことを決して卑劣だとか恩知らずだとかは思わないはずだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「あなたは恩知らずよ...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...レスブリッジが恩知らずな悪人だと心底信じたし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...恩知らずの怪物だと思っていました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...「君の親父は恩知らずだな...
牧野信一 「南風譜」
...お蔭で恩知らずや義理知らずに出会うても格別腹も立ちまっせん...
夢野久作 「近世快人伝」
...恩知らずだの糸瓜(へちま)だのと...
吉川英治 「篝火の女」
...「この恩知らずめ! よくも曹操と内応して...
吉川英治 「三国志」
...恩知らずめ...
吉川英治 「三国志」
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