...恩知らずだ」などゝも云った...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...それだのにあの恩知らずの親子が...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...「何ちゅう恩知らずやろ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あんな恩知らずだもの」「ウム...
徳永直 「眼」
...何かこう恩知らずな...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...やはりあきれ返るほど恩知らずである! 類がないほど恩知らずである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...私は恩知らずに得手勝手にも彼に握手をさえしてやらなかった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...まあ恩知らずですな!」十 ジャヴェルの失敗の理由今までいわばその裏面を見てきたとも言える以上のでき事は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恩知らずめ、天気の悪い時には汝を保護してやったではないか、それなのになぜもうわれを欲しないのか、と衣服は言う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分が作ったものじゃあるまいし」「そう云う恩知らずは...
夏目漱石 「虞美人草」
...畜生ッ、恩知らず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あなたは恩知らずよ...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...そして惡魔みたいに恩知らずにもなれません...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...恩知らずの樵夫は提婆達多(だいばだった)の前身だとあるが大虫は誰の前身とも説いていない...
南方熊楠 「十二支考」
...自分だけさっさと何処へか行って仕舞って……お前みたいな恩知らずはないよ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...しかしその恩知らず...
森鴎外 「阿部一族」
...「恩知らず...
吉川英治 「三国志」
...そんな恩知らずのまねはできませぬ」「じゃ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索