...今後の恩怨について話し合いました...
...彼らの間には過去の恩怨があるようです...
...彼女は恩怨を大切にする人だと聞いています...
...恩怨を超えた友情が築かれました...
...もう一度平生の恩怨(おんゑん)が徐(おもむ)ろに目ざめて来る恐しささへ描(ゑが)いた...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...なんの恩怨(おんえん)もないのだし...
太宰治 「酒ぎらい」
...個人的な恩怨(おんえん)は何も無かった筈でございますのに...
太宰治 「男女同権」
...何の恩怨(おんえん)も無かった筈だが...
太宰治 「無題」
...恩怨(おんえん)に清算をつけるのだった...
徳田秋声 「縮図」
...死は一切の恩怨(おんえん)を消してしまって谷一重(ひとえ)のさし向い...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...恩怨(おんえん)の念は別として...
中里介山 「大菩薩峠」
...恩怨を決死の格闘に置くの約束が果されようとしているのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おゝ恩怨の同胞(はらから)よ!海は深く暗かつた...
中原中也 「海の詩」
...それを囲(めぐ)る恩怨(おんえん)の渦が次第に判るような気がします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな恩怨(おんえん)は...
本庄陸男 「石狩川」
...何の恩怨もない彼等だが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ウブメに限らず道の神は女性で喜怒恩怨が一般に気紛(きまぐ)れであった...
柳田国男 「山の人生」
...誰を捜しに来たのでもなし誰に恩怨(おんえん)もありません...
山本周五郎 「新潮記」
...何の恩怨もなく、一個の人間を殺すという目的の、いかに至難なものかを、元成は、刺客となって、思い知った...
吉川英治 「私本太平記」
...なんらの恩怨(おんえん)なく...
吉川英治 「私本太平記」
...恩怨(おんえん)すべて過去となった今...
吉川英治 「新書太閤記」
...足利方にも楠木方にもなんら恩怨のない第三者の聞書だけにかなり信用できるものである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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