例文・使い方一覧でみる「恨めしい」の意味

...恨めしい人の寢姿を睨み乍ら夜通し蚊帳のぐるりをると云ふ... 恨めしい人の寢姿を睨み乍ら夜通し蚊帳のぐるりをると云ふの読み方
阿部次郎「三太郎の日記　第一」

...お疑いの晴れないのが恨めしい... お疑いの晴れないのが恨めしいの読み方
大阪圭吉「幽霊妻」

...恨めしいお父さまのなされ方ですと... 恨めしいお父さまのなされ方ですとの読み方
谷崎潤一郎「三人法師」

...喝采されたのがかえって恨めしいほどだった... 喝采されたのがかえって恨めしいほどだったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...恨めしい声を出して... 恨めしい声を出しての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...こっちが恨めしいくらいだ」「迷亭はあの時分から法螺吹（ほらふき）だったな」と主人は羊羹（ようかん）を食い了（おわ）って再び二人の話の中に割り込んで来る... こっちが恨めしいくらいだ」「迷亭はあの時分から法螺吹だったな」と主人は羊羹を食い了って再び二人の話の中に割り込んで来るの読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...辛いと云つたり恨めしいと云つたり... 辛いと云つたり恨めしいと云つたりの読み方
平野萬里「晶子鑑賞」

...その際にちょっとした恨めしいことがあっても... その際にちょっとした恨めしいことがあってもの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...恨めしい方」と言って横にいる女に手をかけて起こそうとする... 恨めしい方」と言って横にいる女に手をかけて起こそうとするの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...私は一生恨めしい者と思われることになったのですが... 私は一生恨めしい者と思われることになったのですがの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...「そんなに私を恐れておいでになるのが恨めしい... 「そんなに私を恐れておいでになるのが恨めしいの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...年月がたてばたつほど口惜（くちお）しく恨めしい思いがつのっていくばかりで... 年月がたてばたつほど口惜しく恨めしい思いがつのっていくばかりでの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...恨めしいことだと思っています... 恨めしいことだと思っていますの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...恨めしい恋人に似たところのある人とは思うが返辞の声は出しかねて...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...私をあとに残して行っておしまいになったらどんなに恨めしいでしょう」泣く泣くこう言った...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...夫人にはそれも皆恨めしいほうにばかり解釈されたに違いない... 夫人にはそれも皆恨めしいほうにばかり解釈されたに違いないの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...恨めしい宮に愛情を覚えるのは恥ずかしいことであるとしていたのに...
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...恨めしいふうばかりはしておられず... 恨めしいふうばかりはしておられずの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」