...聴(きか)ずば恨むはこれ偶像に願(ねがい)を掛けるもののなす所にして...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...恨むもの、恨まれるもの、共に亡び去ったのだから、事件がこれ以上続きよう筈はなかった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...戰場中を巡る者――アトリトーネー・アテーネー其手を取りて導きて猛き飛刄を外らしむる―― 540かくある者は陣中にありて戰鬪恨むまじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」「それで安堵(あんど)しましたよ!」と老人は恨むような調子で言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...医者を恨むであろうか? ――神は全知全能だから...
永井隆 「この子を残して」
...われを恨むることなかれと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのくらいだから寛厳の手心が甚(はなはだ)しく、彦根、尾張、仙台等の雄藩の領地は避けて竿を入れず、小藩の領地になるというと見くびって、烈しい竿入れをしたものだから領民が恨むこと、恨むこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...天地即ち山川を恨むといふのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...平家を恨むいきさつあるあの女のことゆえ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...あの人の恨むのが道理であると言葉を尽くして言うのに対して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正しきに就(つ)け、たましひよ、戦へ、戦へ、みづからのしあはせのため、悔ゆるなく、恨むことなく、勇みあれ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...われわれを恨むだろう」「それは是非もありますまい」「県吏へ訴え出られたら...
吉川英治 「三国志」
...いかに恨むことであろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...世の中を恨むべきではない...
吉川英治 「私本太平記」
...亀一よ」良人(おっと)の余りな手荒を恨むが如く...
吉川英治 「新書太閤記」
...あとでひとを恨むなよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...恨むか』『いいえ』主税は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...恨む筋などは無いじゃありませんか」と...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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