...御恨(おうら)みに思った涙なのです...
芥川龍之介 「俊寛」
...おれはこれほどの恨みをうける覚えはない...
江戸川乱歩 「影男」
...会社をして事業縮少を余儀なくさせた経済界を恨むがいい...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...素腹(すばら)の性(さが)を恨みわび...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...彼奴(あいつ)は腰元(こしもと)の卿(そもじ)の方(はう)が美(うつく)しいのを恨(くや)しがって...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...誰を恨むこともできないじゃないか? で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして他方は屈辱の恨みをいだくものである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかにもしての恨みは日夜に絶えねど...
一葉 「暗夜」
...その女王の恨(うらみ)が消えずに...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...脱ぎ捨て置いたのは逆恨み...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...あなたが恨めしいことをなさいますのを見なければなりませんから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さも恨めしそうにわたくしを見ています...
森鴎外 「高瀬舟」
...彼はそこもとに対して怨恨(えんこん)をいだくか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...恨(うら)み人(て)はございません...
吉川英治 「大岡越前」
...宿命の下に遺恨を抱き合はないやうに...
吉川英治 「折々の記」
...今宵こそ尋常に恨みの刃(やいば)をうけい」「春日重蔵...
吉川英治 「剣難女難」
...おれは何の恨みもうけている覚えはねえが」彼はもがいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...恨めしげなお通の眼が見える...
吉川英治 「宮本武蔵」
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