...なんと云ふ恥晒しだ...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...まことに恥晒しだつた...
種田山頭火 「行乞記」
...こっちも、やれやれ浅ましいことじゃ、せめてものこと、その浅ましい死様(しにざま)が曝(さら)されず、神隠しになっているがお慈悲じゃ、沼へ落ちたなら、死体がまったく底へ沈んでしまって浮き出さないように、岩にぶっ裂かれたんなら、鳥獣の餌になってしまって骨も残らないように、それだけを念じて、今日まで見つからなんだのを仕合せと思っていたら……なんという因果じゃ、今日このごろになって、業晒(ごうさら)し、恥晒し、不浄晒しな死体が見つかったという...
中里介山 「大菩薩峠」
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