...矜恤(きようじゆつ)...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...前には「我を恤(あわ)れめ我を恤れめ」と友に哀願せしに...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...君は救恤品を配給するに先だって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...どういうわけか救済とか救恤とか善根とか名づけるわけですね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...憮恤(ぶじゅつ)恵養...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...延(ひ)いて鰥寡(かんか)孤独(こどく)を愛恤(あいじゅつ)する等の自(おのず)から現時の国家社会制を実践したるもの一にして足らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...但し対手は神様なのだから之は被告賞恤や減刑請願になる心配はないので疑いもなく歎願だから心配しなくてもいい...
戸坂潤 「社会時評」
...海軍省恤兵金係りへ国防資金が送られて来るそうだ...
戸坂潤 「社会時評」
...しかも他方では共産分子全滅の祝杯(弾圧功労者の賞恤)などがあげられる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...上下勤恤...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...救恤品を送ったりして相互的になっているが...
久生十蘭 「だいこん」
...有名無実だった連合国側の俘虜救恤事務(ふりょきゅうじゅつじむ)を本格に据えなおすのが目的だった...
久生十蘭 「ノア」
...こんど日本赤十字社に俘虜救恤委員部というのができました...
久生十蘭 「ノア」
...「俘虜救恤品、ねがいます」「おう」牧田という憲兵伍長がのっそりと立ってきた...
久生十蘭 「ノア」
...たとえば饑饉には救恤(きゅうじゅつ)の備えをなし...
福沢諭吉 「学問の独立」
...不恤緯会社なるものを起して...
福田英子 「妾の半生涯」
...右人員ことごとく土着させたく存じ候間――ご仁恤(じんじゅつ)のご沙汰(さた)なされたく伏して仰ぎ望み奉り候...
本庄陸男 「石狩川」
...被官の輩(ともがら)には恤(あわれ)まず...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索