...紅燈緑酒の間に長夜の飲を恣にしたる平氏政府も...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...大規模な生活を恣にするのが常であつた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...江上の眺望を恣(ほしいまま)にする為に...
芥川龍之介 「長江游記」
...整美なること彫塑(ちようそ)に似たる夢思とを恣(ほしいまま)にしてこれに生動の気を与ふ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...事実の上はその情意を恣(ほしいまま)にしていわゆる傾城傾国(けいせいけいこく)をやる...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...鑑賞者が恣に口を出す事になると...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...さうかと思ふと殿のやうに女を女と思はず自分さへ歡樂を恣にすればそれで好いと思つてゐる人もある...
田山花袋 「道綱の母」
...秋晴の日などに展望を恣にしやうと思ふなら...
近松秋江 「箱根の山々」
...恣(ほしいまま)な解釈を加えたりして...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...恣な解釈をそれに加えることによって或る程度に常識に背かないように説こうとするけれども...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...その感情上においては主我的の放恣(ほうし)なる運動を制する種々の体面法・習慣法の支配を被らしめざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...これらの婦女は恣(ほしいまま)にその淫情を解放して意気揚々いささかの羞(はず)る色だもなし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...唯懶惰(らんだ)淫恣(いんし)な生活のみを欲している女ほど始末にわるいものはない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...農奴の分際を以て恣にてうさんを企てたる段不埒(ふらち)につき三日の間晒し置く者也...
中里介山 「大菩薩峠」
...手当り次第に一人(ひとり)ぼつちの乱読を恣(〔ほしいま〕)まにした時(とき)ですら...
夏目漱石 「点頭録」
...至急の急は則ち性慾を恣(ほしいまま)にするの一事にして...
福沢諭吉 「女大学評論」
...己が自恣に挙動(たちふるま)う※欺(あざむ)いたり...
二葉亭四迷 「浮雲」
...甘果恣(ほしいまま)に口にすと聞いたが今日始めて見る...
南方熊楠 「十二支考」
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