...未だ知られざりし社會主義者又は社會主義に近き傾向を有する同地方の青年等は恟々安からずと云ふ...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...それからというものは我藩は人心恟々(きょうきょう)としていたが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...人心が恟々としていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...珍しい処でお眼にかかりますね」「……」相手は恟(ぎょ)っとした...
山本周五郎 「新潮記」
...やがて恟(ぎょ)っとしたように...
吉川英治 「上杉謙信」
...恟々(きょうきょう)と...
吉川英治 「大岡越前」
...恟々(おずおず)と...
吉川英治 「大谷刑部」
...ただ恟々(きょうきょう)としていた蒋幹は...
吉川英治 「三国志」
...池殿の御簾(ぎょれん)から公卿溜りまで恟々(きょうきょう)とおののいていた折も折であったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...墨(すみ)のような長い廊下を途中で曲がって小さい灯が一ツ風に恟(お)じながらおどおど奥へすすんで行く...
吉川英治 「私本太平記」
...恟々(きょうきょう)と歩まねばならない羽目にいたっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼はよけいに恟(ぎょ)ッとした...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...恟々(きょうきょう)としたものがあった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...おのれの非に恟々(きょうきょう)としておったがため...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自分の盲目に恟(ぎょ)ッと竦(すく)んだ...
吉川英治 「八寒道中」
...そんなことに恟々(びくびく)して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...眼を恟(すく)めた...
吉川英治 「夕顔の門」
...恟(すく)んだまま...
吉川英治 「夕顔の門」
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