...顔色がすっかり変り眼が鋭く恐ろしくなる...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...俄かにその同僚が恐ろしくなる...
海野十三 「恐怖について」
...ふッと恐ろしくなることさえある...
海野十三 「恐怖の口笛」
...そして自分でも恐ろしくなるほど頭がハッキリしていた...
海野十三 「深夜の市長」
...僕は時々居ても立ってもいられぬ程恐ろしくなることがある」と述懐したことを覚えていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...と少し恐ろしくなるほどであつた...
辰野隆 「浜尾新先生」
...恐ろしくなると直(すぐ)に戸外へ逃げ出す事が出来るだけ...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...とても恐ろしくなるのであった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...恐ろしくなるのと似た作用であるかもしれない...
寺田寅彦 「柿の種」
...そういうふうにうまく行った所はもう二度といじるのが恐ろしくなる...
寺田寅彦 「自画像」
...ウカウカと伊達に買物などするのが恐ろしくなる程に...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その獰猛(どうもう)さを見ると恐ろしくなる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不快になり恐ろしくなる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こうみんなが総裁総裁と云うと是公(ぜこう)と呼ぶのが急に恐ろしくなる...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...その誤りがいっそう恐ろしくなる...
新渡戸稲造 「自警録」
...そう考えるだけでも空恐ろしくなる...
松濤明 「春の遠山入り」
...どうして其ですんで行くだろう、此が一年続いても、二年続いても、彼等は平気なのだろうか、恐ろしくなる...
宮本百合子 「傾く日」
...血縁の深い者ほど死ねば恐ろしくなるものだなどといいつつも...
柳田国男 「雪国の春」
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