...私の見幕が激しかったものだから恐れ入るものと思っていたところ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...顔回は恐れ入るが肱枕(ひじまくら)でごろ寐(ね)をするところだけは似ている...
中勘助 「結婚」
...主人は恐れ入るかと思うと「あの師匠はいやに上品ぶって自分だけ人間らしい顔をしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...御謙遜(ごけんそん)では恐れ入る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すぐ冗談にしてしまう」「燕雀(えんじゃく)焉(いずく)んぞ大鵬(たいほう)の志(こころざし)を知らんやですね」と寒月君が恐れ入ると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ただもう恐れ入る外は無い...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...涜(けが)れがあっては恐れ入る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう一度山名屋へ行つて見ようか」平次は恐れ入るガラツ八をつれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お前が恐れ入ることはないさ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...こう見えたってどうして恐れ入るもんか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...T「気障言うないこの禿げ頭ッ!」タハッと徳兵衛恐れ入る...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...警視庁の親切なのに恐れ入るなぞ...
夢野久作 「お茶の湯満腹談」
...恐れ入りました」「恐れ入るではすまない...
吉川英治 「新書太閤記」
...利家は、「恐れ入る」と、その心にむかって、心から辞儀をした...
吉川英治 「新書太閤記」
...何うなといいのだ』『では恐れ入るが』『越したばかりじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...これだけでよろしゅうござるか』『あ……恐れ入る...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『甚だ恐れ入るが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お師匠さんは恐れ入るな...
吉川英治 「松のや露八」
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