...恐る恐る身をこごめた...
芥川龍之介 「産屋」
...すぐにまた哀訴するような眼なざしを恐る恐る泰さんの顔へ挙げて...
芥川龍之介 「妖婆」
...恐るべき夜盗の類と早合点したことであろう...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...弱き女子供は恐る/\靜に歩み...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...如何なる大百貨店といえども敢えて恐るるに足らずと断言してはばからないのであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...恐るべき神アレースに似たる勇將またつゞく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...真理の面と詭弁の面とを二重に被ってる恐るべき魔物だ...
豊島与志雄 「逢魔の刻」
...恐るべき事柄だった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...第七編 隠語一 起原Pigritia(怠惰)とは恐るべき言葉である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこにまた恐るべき存在がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...母は無論父の罹(かか)った病気の恐るべき名前を知っていたのです...
夏目漱石 「こころ」
...世にも恐るべき兇賊です」「それを何んとかして逮捕しなければならない...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...どんな御用で――」恐る/\と言つて宜いほど...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後難を恐るゝ町人達は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐る/\顏を擧げたのを見て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……彼らがその恐るべき計画を遂行する方法は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...恐るらくは義務感という単に薄弱な代替物を得ることになるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...夫人になにやら恐る恐る言葉をかけているからである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
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