...恐る恐る唇をふれようとした...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...恐る恐るその後から...
芥川龍之介 「妖婆」
...この恐るべき現象に加ふるに家庭の労役が伴ふのである...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...この集合の力が実は恐るべく偉大なものである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...校長は恐る/\出てお辞儀をした...
薄田泣菫 「茶話」
...今もって恐るべき著述を送って来ん...
橘外男 「雷嫌いの話」
...裾長く曳く女性らを 105恐る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...例えば共産党というようなものが恐るべきだとか何とか云っても...
戸坂潤 「社会時評」
...いかに恐るべき時期であるか! ジャン・ヴァルジャンは五カ年の懲役に処せられた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして恐る恐る彼を頭から足先まで見おろした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やはり恐る恐る萌黄包(もえぎづつみ)の長い箱を差出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...遂にウラニウムの核分裂という新しい現象が恐るべき勢力源として現われて来たのである...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...其兵力恐るゝに足らず...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...恐る恐る顔を出した土民には通じるわけが無かった...
本庄陸男 「石狩川」
...夫人になにやら恐る恐る言葉をかけているからである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...そうして重ねて一層叮嚀な言葉で恐る恐る尋ねた...
夢野久作 「白髪小僧」
...あとは道誉の顔いろを恐る恐るうかがうのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...恐るべき叛逆(はんぎゃく)の密謀が着々として進んでいるというのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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