...これは何(いず)れの神社(じんじゃ)でも恐(おそ)らく同様(どうよう)かと存(ぞん)じます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...之を危險に晒すことを恐れると云ふ事でなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...職務に服從する恐ろしい忍耐力を顏に表しながら...
石川啄木 「我が最近の興味」
...とにかく恐ろしい獣(けだもの)で...
海野十三 「○○獣」
...恐らく前夜深更に...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...未だ朱房の十手を預っているかのように人は忌み恐れていた...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...酷く粗末な紙に恐ろしく誤字だらけの拙い字で...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...家門の名誉がこの国で私のために傷けられる恐れはありませんよ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...このただといふ語が恐らくはまた靈魂の本性に屬すると言はれ得るであらう餘のすべてを排除する意味において...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...実にかの腕力主義の恐るべき大敵はただこの利己主義にあり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...初端(しょっぱな)から終りまで唄って聞かせてくれ」「お耳ざわりで恐れ入りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...罪を恐れるようになって...
夏目漱石 「創作家の態度」
...恐ろしく丁寧な家探しを繰り返しましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見上げた心掛けだな」「恐れ入ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生活の事を考えるのが恐ろしかったのかも知れない...
林芙美子 「魚の序文」
...時に恐るべき流行病を惹き起す...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...不安というよりも殆んど恐怖のために...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...恐らくこの時代の作は最高の価値を保有するだろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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