例文・使い方一覧でみる「恋々と」の意味
スポンサーリンク...あんな下らない芸術家に恋々とぶら下り... 
太宰治 「女の決闘」
...久能の胸の奥に恋々と居坐っていた...
豊田三郎 「リラの手紙」
...恋々として横に揺れ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...此の世の中に恋々と未練を持ち...
林芙美子 「浮雲」
...今迄うぬらが当てがわれていたケチックサイ屋台骨に恋々としてしがみ附いていようと言う量見を捨て切れないために...
三好十郎 「好日」
...赤い実に恋々としている様子を見るにはといって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...よもやなお恋々と...
吉川英治 「大岡越前」
...けれど、公卿百官のうちには、長い歴史と、祖先の地に、恋々と涙して、「ああ、遂に去るのか」「長生きはしたくない」と、慟哭（どうこく）している老官もあった...
吉川英治 「三国志」
...太守の位置に恋々としていることは...
吉川英治 「三国志」
...小児の病気ぐらいに恋々として...
吉川英治 「三国志」
...敗亡の故主を恋々とお慕いあるなど愚かではありませんか」「丞相の高恩は...
吉川英治 「三国志」
...なお恋々と故人の才を惜しんでは日夜痛嘆していたのは孫権自身であった...
吉川英治 「三国志」
...特に一人の女に、恋々と、想いわずらうなどという遊戯はついぞ心に求めたことがない...
吉川英治 「私本太平記」
...旧態の将軍家をなお恋々と奉じている...
吉川英治 「新書太閤記」
...――事ここに到ってもまだ彼は、恋々として、桔梗を想い、酒に悲しみ、なろう事なら、このまま、酔い死なんとさえしているふうに見える...
吉川英治 「平の将門」
...去りがてに恋々としている眼でもない...
吉川英治 「源頼朝」
...「こんな厄介ものを、平家も恋々とし、頼朝も欲しがりぬいておる...
吉川英治 「源頼朝」
...恋々と彷徨（さまよ）ってきたかと訊かれれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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長い道のり 句風 目を覆うばかりの惨状
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