...併し假令誠の戀を知る證しは立つても一旦受けた身と心とのしみは自然の世界では永恆にとれる期があるまい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し戰爭と戀愛との外にも猶恆久な...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...恆規(おきて)に從(したが)ひ一夜(いちや)不眠(ふみん)の立待(たちまち)して...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...集まる人々には河内の躬恆(みつね)...
上村松園 「謡曲と画題」
...恆は海道(うみつぢ)を通して...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆(つね)に膳夫(かしはで)として御伴仕へまつりき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆に今に至るまで歌ふ歌なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆にその女人(をみな)の行を伺ひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆に裹(つつ)みて腰に著けたり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「吾は恆に思ほすことあり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...おのづから恆心も生じて...
太宰治 「お伽草紙」
...其の使者の座席などは恆に外國の主位を占めたらしく...
内藤湖南 「聖徳太子」
...恆星の如き大なる引力場に發する力は...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...當時プランク恆數hは...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...感傷の人は恆に地に立ちて涙をのむ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...彼をすこぶる星座に似させてゐるところのあの天體的なやさしい恆久性を...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...彼等は恰も歴史を現實的なものと見做したが故に、法則、恆常的なもの、一般的なものを探求する哲學者にはふさはしからぬものとして、それを輕蔑したのであつた...
三木清 「歴史哲學」
...本來は之を用ゐるのが恆例であつたことは名稱からも察せられる...
柳田國男 「食料名彙」
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