...「永恆の相の下に」觀ずる哲學者と雖も經驗の抑揚を新にして知覺の世界に抽象を施すに非ざれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...恆(つね)に來り遊ぶ處なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...集まる人々には河内の躬恆(みつね)...
上村松園 「謡曲と画題」
...恆は歎かすことも無かりしに...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆に長眼を經しめ九...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆は虚(そら)よ翔(かけ)り行かむと念ひつるを五...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆(つね)に膳夫(かしはで)として御伴仕へまつりき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆にその夫(ひこぢ)に食はしめき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「吾は恆に思ほすことあり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...思想上では變説改論まことに恆なく...
土田杏村 「風は草木にささやいた」
...其の使者の座席などは恆に外國の主位を占めたらしく...
内藤湖南 「聖徳太子」
...出版商佐藤恆二氏來話...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...恆星の如き大なる引力場に發する力は...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...プランク恆數によりて論據を探さねばならぬ...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...それは温度と照射とを自由に変化し得る恆温箱を作って...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...感傷の人は恆に地に立ちて涙をのむ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...その恆常性は結局瀧つ瀬を彩る虹のそれ以上のものではあり得ぬであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...去年の暮、福田恆存は、一九四九年を通観して、「知識人の敗北」の年と概括をした...
宮本百合子 「五月のことば」
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