...併し假令誠の戀を知る證しは立つても一旦受けた身と心とのしみは自然の世界では永恆にとれる期があるまい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し戰爭と戀愛との外にも猶恆久な...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...恆は歎かすことも無かりしに...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆は海道(うみつぢ)を通して...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆は虚(そら)よ翔(かけ)り行かむと念ひつるを五...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆にその女人(をみな)の行を伺ひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...其行來渡海詣中國、恆使一人不梳頭、不去蝨、衣服垢汚、不食肉、不近婦人、如喪人、名之爲持衰、若行者吉善、共顧其生口財物、若有疾病、遭暴害、便欲殺之、謂其持衰不謹...
陳壽 「魏志倭人傳」
...出版商佐藤恆二氏來話...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...プランク恆數hは相對性原理より演繹し得べしとの臆測より...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...翌年(一九一二年)ボーアは水素のスペクトル線の整列をプランク恆數を利用して見事に説明するを得た...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...それは温度と照射とを自由に変化し得る恆温箱を作って...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...恆温箱は、前に他の実験に使った木製のものを利用した...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...感傷の人は恆に地に立ちて涙をのむ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...その都度の出來事であつた時間性の缺陷を無際限に連續する出來事として恆久化する點において...
波多野精一 「時と永遠」
...彼をすこぶる星座に似させてゐるところのあの天體的なやさしい恆久性を...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...去年の暮、福田恆存は、一九四九年を通観して、「知識人の敗北」の年と概括をした...
宮本百合子 「五月のことば」
...福田恆存にとっては...
宮本百合子 「五月のことば」
...爺いさんは元大番石川阿波守總恆組(ふさつねくみ)美濃部伊織(みのべいおり)と云つて...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
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