...「永恆の相の下に」觀ずる哲學者と雖も經驗の抑揚を新にして知覺の世界に抽象を施すに非ざれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し戰爭と戀愛との外にも猶恆久な...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...恆(つね)に來り遊ぶ處なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...恆規(おきて)に從(したが)ひ一夜(いちや)不眠(ふみん)の立待(たちまち)して...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...恆は歎かすことも無かりしに...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆に長眼を經しめ九...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆(つね)に膳夫(かしはで)として御伴仕へまつりき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恆に今に至るまで歌ふ歌なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...是れ他動物に對して人類の幸福の比較的に恆久なるを得る所以也...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...おのづから恆心も生じて...
太宰治 「お伽草紙」
...其行來渡海詣中國、恆使一人不梳頭、不去蝨、衣服垢汚、不食肉、不近婦人、如喪人、名之爲持衰、若行者吉善、共顧其生口財物、若有疾病、遭暴害、便欲殺之、謂其持衰不謹...
陳壽 「魏志倭人傳」
...恆に勝ちほこつた敵よ...
ボードレール 富永太郎訳 「芸術家の告白祈祷」
...恆使下一人不レ梳レ頭...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...その都度の出來事であつた時間性の缺陷を無際限に連續する出來事として恆久化する點において...
波多野精一 「時と永遠」
...われわれの恆星と...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...彼等は恰も歴史を現實的なものと見做したが故に、法則、恆常的なもの、一般的なものを探求する哲學者にはふさはしからぬものとして、それを輕蔑したのであつた...
三木清 「歴史哲學」
...去年の暮、福田恆存は、一九四九年を通観して、「知識人の敗北」の年と概括をした...
宮本百合子 「五月のことば」
...――――――――――――――――明和三年に大番頭になつた石川阿波守總恆の組に...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
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