...それでは恁うなすつちや如何でせう...
石川啄木 「札幌」
...日本人はどうして恁(か)うせせこましい...
石川啄木 「雪中行」
...――自分が恁う感じた百分の一秒時...
石川啄木 「葬列」
...恁(かく)して自分は...
石川啄木 「葬列」
...恁(か)う思返して呉れたのは...
石川啄木 「鳥影」
...恁(か)うして励まさうとするのだ...
石川啄木 「鳥影」
...然うすると俺も帯広にやられるか知ら……ハテナ……恁(か)うと……それはまだ後の事だが……今日は怎(どう)か知ら...
石川啄木 「病院の窓」
...尤も恁(かう)いふ都會では...
石川啄木 「漂泊」
...怎せ生れたからには恁(こんな)田舎に許り居た所で詰らぬから...
石川啄木 「天鵞絨」
...それで恁(か)うすると水が幾何(いくら)でも出て来ます...
石川啄木 「天鵞絨」
...』『怎したべす?』『怎したも恁うしたも...
石川啄木 「天鵞絨」
...昔から恁うした男には得てつきものゝ戀がある...
泉鏡花 「遺稿」
...現今(げんこん)は恁云(かうい)ふ思想(しさう)の潮流(てうりう)が認(みと)められるとかと話(はなし)を進(すゝ)めたが...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...いつでも恁(か)うかしら...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...それでも恁(か)ういふ職業(しよくげふ)に缺(か)くべからざる道具(だうぐ)といふと何處(どこ)でもさういふ例(れい)の速(すみやか)に拵(こしら)へてくれた...
長塚節 「土」
...又(また)恁(か)ういふ人々(ひとびと)の憐(あは)れなことも想(おも)ひやる暇(いとま)がなかつた...
長塚節 「土」
...恁(か)うして漁師(れふし)は烱眼(けいがん)を以(もつ)て獲物(えもの)を過(あやま)たぬ道(みち)を波(なみ)の間(あひだ)に窮(きは)めて居(ゐ)るのである...
長塚節 「土」
...恁(こんな)手紙を書いたら貴方はお泣きになる? 泣いて下さいね...
原田皐月 「獄中の女より男に」
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