...恁(こんな)好い香(にほひ)を知らないんだなと思つて...
石川啄木 「菊池君」
......
石川啄木 「菊池君」
...恁(か)うして何處へといふ確かな目的(あて)もなく...
石川啄木 「菊池君」
...妻は何かの序に恁事を言つた...
石川啄木 「札幌」
...『何有(なあに)!』恁う言つて...
石川啄木 「赤痢」
...さりとは恁(か)うした日もあるものかと...
石川啄木 「漂泊」
...恁(こんな)事をする男は...
石川啄木 「漂泊」
......
石川啄木 「漂泊」
...お定の膝に投げる樣に身を恁(もた)せて...
石川啄木 「天鵞絨」
...恁(かか)る田舎の習慣(ならはし)で...
石川啄木 「天鵞絨」
...第六回恁(かく)て黄金丸は鷲郎(わしろう)と義を結びて...
巌谷小波 「こがね丸」
...恁(か)ふ左の手を懐中にしてサツサツと筆を動かされる...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...エヒミチは恁云(かうい)ふ病院(びやうゐん)の有樣(ありさま)では...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...丁度(ちやうど)恁云(かうい)ふ話聲(はなしごゑ)が聞(きこ)えたので...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...デミトリチに恁(か)う云(い)ふた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...彼(かれ)は恁(か)ういふ辛苦(しんく)をしてまでも些少(させう)な木片(もくへん)を求(もと)めて居(ゐ)る人々(ひとびと)の前(まへ)に矜(ほこり)を感(かん)じた...
長塚節 「土」
...恁(かか)る狂的の人間を写すのを避けるのではない...
夏目漱石 「写生文」
...自分が恁病に罹つてゐるのではないかと思ふと堪らなく恥しくもなる...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
便利!手書き漢字入力検索