例文・使い方一覧でみる「恁」の意味


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...それも私一人の為めに村教育が奈何(どう)の(か)うのと言ふのではなし...   それも私一人の為めに村教育が奈何の恁うのと言ふのではなしの読み方
石川啄木 「足跡」

...處で一時間も二時間も密談してると人に怪まれるし...   恁處で一時間も二時間も密談してると人に怪まれるしの読み方
石川啄木 「札幌」

...那處に建つ!」う思つただけで...   那處に建つ!」恁う思つただけでの読み方
石川啄木 「赤痢」

...考といふと(かう)だ...   考といふと恁だの読み方
石川啄木 「葬列」

...――それを怎(どう)やら(か)うやら切抜けて来た心根を思ふと...   ――それを怎やら恁うやら切抜けて来た心根を思ふとの読み方
石川啄木 「鳥影」

...(か)うして貴女と話してると...   恁うして貴女と話してるとの読み方
石川啄木 「鳥影」

...説いてるうちに、何かう、自分が今善事をしてると云つた樣な氣持がして來た...   説いてるうちに、何か恁う、自分が今善事をしてると云つた樣な氣持がして來たの読み方
石川啄木 「鳥影」

...僕は(か)う妙に反抗心が昂(たか)まツて來て...   僕は恁う妙に反抗心が昂まツて來ての読み方
石川啄木 「漂泊」

...其夢といふのは(か)うで...   其夢といふのは恁うでの読み方
石川啄木 「天鵞絨」

...(か)う言はれたので...   恁う言はれたのでの読み方
石川啄木 「二筋の血」

...そんなことなら寧そ君をばとふ思つたやうな譯なんです...   そんなことなら寧そ君をばと恁ふ思つたやうな譯なんですの読み方
徳田秋聲 「媒介者」

...本郷の何處とやらにういふ女が居るから彼所へも連れて行くとかいふやうなことを故意といふ...   本郷の何處とやらに恁ういふ女が居るから彼所へも連れて行くとかいふやうなことを故意といふの読み方
徳田秋聲 「媒介者」

...「尤(もつと)も此(この)位(くれえ)ぢや旦那(だんな)も大目(おほめ)に見(み)てくれべえから心配(しんぺえ)はあんめえがなよ」勘次(かんじ)は直(すぐ)にお品(しな)の病氣(びやうき)に心付(こゝろづ)いて(か)ういつた...   「尤も此位ぢや旦那も大目に見てくれべえから心配はあんめえがなよ」勘次は直にお品の病氣に心付いて恁ういつたの読み方
長塚節 「土」

...與吉(よきち)は(か)うして能(よ)く泣(な)かされた...   與吉は恁うして能く泣かされたの読み方
長塚節 「土」

...(か)ういふ遠慮(ゑんりよ)のない蔭口(かげぐち)を利(き)かれるまでには苦(くる)しい間(あひだ)の三四年(ねん)を過(すご)して來(き)たのである...   恁ういふ遠慮のない蔭口を利かれるまでには苦しい間の三四年を過して來たのであるの読み方
長塚節 「土」

...三人(にん)は他人(ひと)の目(め)が開(あ)いてない闇夜(やみよ)の小徑(こみち)を(か)うして自分(じぶん)の庭(には)へ戻(もど)つた...   三人は他人の目が開いてない闇夜の小徑を恁うして自分の庭へ戻つたの読み方
長塚節 「土」

...電柱にりかかつて...   電柱に恁りかかつての読み方
長谷川時雨 「夏の夜」

...さう考へて来て私は私の責任観念を果すにはうする外に道がなかつたのです...   さう考へて来て私は私の責任観念を果すには恁うする外に道がなかつたのですの読み方
原田皐月 「獄中の女より男に」

「恁」の読みかた

「恁」の書き方・書き順

いろんなフォントで「恁」


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