...私は怱々(そうそう)とまた帰途につくのだった...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...我が一身の怱忙(そうばう)を極めたる如く...
石川啄木 「閑天地」
...廿年居上海毎日見中華有病不求薬無聊纔読書一滴臉就変所頭漸多怱而下野南無阿弥陀其山仁兄教正辛未初春為請 魯迅と書いてあります...
内山完造 「魯迅さん」
...身世怱忙(しんせいそうばう)として俄(にはか)に風騷(ふうさう)の客たり難(がた)し...
高山樗牛 「清見寺の鐘聲」
...幸子と雪子と悦子の三人で八月怱々(そうそう)に立つ積りでいたところ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...沢崎が食事を済ますと怱々(そうそう)に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...怱々(そうそう)に帰してしまったのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お茶が終ると怱々(そうそう)に席を外して引取って行ったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...コレカラ伯母サンニ御挨拶ヲシテ怱々退散イタシマス」「暑イノニ大変ダネ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...明日ヲ約シテ怱々ニ引キ上ゲ帰宅スル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
......
田山花袋 「父の墓」
...アカイア人怱々の際此式を怠る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...三十怱忙(そうぼう)のうちにも無名丸は...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼を怱卒(そそか)しくしたのみならず彼の心を一直線にしなければやまなかった...
夏目漱石 「明暗」
...朝早くから起きて怱々(そうそう)に拵えて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
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福澤諭吉 「福翁自伝」
...吐気(はきけ)は怱ち拭いてとったように消失し...
武者金吉 「地震なまず」
...」都に住む怱忙(そうぼう)の若者らは...
室生犀星 「姫たちばな」
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