...いよいよ奇怪味を増してくる...
海野十三 「三十年後の世界」
...とほうもない奇怪味(きかいみ)のあるでたらめをいうものだと...
海野十三 「超人間X号」
...一種異様の妖怪味が...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...同時に濃艶な妖怪味を有しております...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...一方に現在の情景をよく尽くすかわりせっかく長い前置までおいていい表わそうとした妖怪味が十分の功果を収めぬことになります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...それらの発散する捨鉢(すてばち)な幻怪味と蟲惑(こわく)も...
谷譲次 「踊る地平線」
...この眼玉の光には実際多少の妖怪味と云ったようなものを帯びている...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...この目玉の光には実際多少の妖怪味(ようかいみ)といったようなものを帯びている...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...妖怪味を具えていった...
豊島与志雄 「足」
...幻怪味とを消してしまいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ワハ、ハ、ハ、ハ、ハ、そう来られちゃ、どうもたまらねえ」充分人間味を帯びた笑い声、話し声の中で、ひときわ人間味を帯び過ぎた、まやかし声が起ったことによって、幻怪味と、荒唐味は、根柢から覆(くつがえ)されてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこでなんだか一種の幻怪味に襲われながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの時の妖怪味はさらに現われず...
中里介山 「大菩薩峠」
...時に幻怪味さえ帯びる風姿...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...何んの奇怪味もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なんの奇怪味もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...益々幻怪味を増して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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