...」「馬鹿だな、何だと思う、お役人だよ、怪しからん...
泉鏡花 「婦系図」
...その怪しげな徽章(きしょう)も見つからなかった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...が、怪しい影は、川北先生に返事をしようともせずそのまま図書室の中へ消えた...
海野十三 「四次元漂流」
...自由の人民となすあたわざるを怪しまんや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...怪しいものが身内に浸みこんでくるような厭らしさだ...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...怪しい独語を発し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...怪しげな手つきをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...室の一隅に怪しい者の潜んでいるを知ると...
中島敦 「盈虚」
...怪しげな私のアイヌの知識を...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...あと二十年もつかどうか怪しいものである...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...どこにも怪しい物は見付かりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怪しい手紙を取り出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手さぐりでそっとお源の銀の平打ちを引きぬいておいたんです」「怪しからんやつだの」「……次の日になって簪の紋を調べて見ると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...只自ラ知ルヲ許ス――そんなウロ覚えの怪し気な古語を私は...
牧野信一 「環魚洞風景」
...どこが怪しい、名探偵君……」「だって、そんな冷淡な許嫁なんか恋愛小説にだって無いわ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...怪しまれぬのを幸いに塩野と久慈は恐れげもなく幾度も写真をとった...
横光利一 「旅愁」
...「予の亡い後、この国を、御身が譲りうけたとて、誰が怪しもう...
吉川英治 「三国志」
...一兵も見えません」陸遜(りくそん)は怪しんで...
吉川英治 「三国志」
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