...彼女たちは昔の怨恨を引きずっている...
...彼の怨恨について話したら、彼女は驚いた...
...怨恨を抱くとは、自分自身を罪に染めることだ...
...彼女は怨恨に満ちた目をしていた...
...怨恨を捨て、許しと愛を与えることができることを願っています...
...死の空にさまよひ叫ぶ怨恨(ゑんこん)の毒嘴(どくはし)の鳥...
石川啄木 「詩」
...怨恨(えんこん)の毒ながすなるくち蝮(ばみ)を掩(おほ)はむためのすさびかな...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...同じように情実関係なり怨恨関係なりを...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...怨恨は必ずそのそゝがれた人に何等かの反応を呈するとかいふものも...
田山録弥 「生滅の心理」
...いくらか今朝からの怨恨(うらみ)が鎮静して来たようだった...
近松秋江 「うつり香」
...隠れた怨恨(えんこん)の表情を読み取り得て...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分にとって苦痛だった多くの公演にたいする怨恨(えんこん)があった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...銀行家の自殺は人々の怨恨(えんこん)を鎮(しず)めるどころか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは、十分の敵意と、怨恨とを含めて、睨みつけた眼であった...
直木三十五 「南国太平記」
...時のハズミというものもなきにあらず」「国民の富豪に対する怨恨(うらみ)がようやくに熟していたから火蓋(ひぶた)が切られたのじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...怨恨は気が遐(とほ)くなる――盆地を繞(めぐ)る山は巡るか?裸足(らそく)はやさしく 砂は底だ...
中原中也 「在りし日の歌」
...人の身の上にもまた普通以上の怨恨(えんこん)を寄せる事が出来る...
夏目漱石 「野分」
...これ死人の怨恨により土が血の汗を出すのだというが...
南方熊楠 「十二支考」
...私は一種の狂気的な深い怨恨のために跳(おど)りかかろうとさえ思ったのであった...
室生犀星 「幼年時代」
...怨恨やとげとげしさが入りこまないなんて思うのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そちが十余年の怨恨は...
吉川英治 「大岡越前」
...怨恨を負うて逃避するものの潜伏をゆるさず...
吉川英治 「宮本武蔵」
...終世の怨恨を抱いていたらしく思われる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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