...急々に退(の)き居ろう...
芥川龍之介 「道祖問答」
...急々(つかつか)と床の間に立向うて...
泉鏡花 「婦系図」
...……抜足で急々(つかつか)...
泉鏡花 「婦系図」
...急々(せかせか)した心持をしながら...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...例の急々(せかせか)した調子で話していた...
徳田秋声 「あらくれ」
...若シ忙ヲ厭フ甚ダシクバ急々死シ了ルニ若カズ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「忙ノ説」
...急々如律令(きゅうきゅうにょりつれい)……山谷(さんや)を漕ぎだすと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...えらいことになりました」急々如律令(きゅうきゅうにょりつれい)といったていで椅子に掛けて...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...主水は池ノ端の松永久馬という未知の人から急々の使いをうけた...
久生十蘭 「鈴木主水」
...高桑中尉が急々に配乗人員の編成にかかったが...
久生十蘭 「ノア」
...急々一書を裁し候(そうろう)昨夜は数々の御厚遇大謝大謝然(しか)るに今朝承及候(うけたまわりそうら)えばかの舞妓春どの夜前小石川南海寺にて変死を遂げ候趣き驚き入り候右御伝聞未だしきやと存じ候えばお知らせ申候……...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...急々如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)...
柳田国男 「山の人生」
...又八は急々(せかせか)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その急々(そわそわ)した様子を私は見逃しませんでした...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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