...おのれの高い趣味を、金銭に換へるなぞとは、ああ、けがらはしい、お断り申す...
太宰治 「清貧譚」
...「あれほどお断りしてあったのに...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...しかしこの間に、私に断りなしに、事を進めてはいけませんぞ...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...――編集者が伏字にしたり削除したりした部分が明示してある時はいいのであるがそうでなくて全く断りなしに数行削除になっているような個処が之まで時々あった...
戸坂潤 「社会時評」
...ちょっとお断りしておきますが...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...とうてい駄目だからって、一応断りました...
夏目漱石 「永日小品」
...「あれは僕の所有だ」と断りました...
夏目漱石 「行人」
...二度目には判然(はっきり)断りました...
夏目漱石 「こころ」
...御断りをして取らなければいかん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私にも賭けの誘いがありましたが、断りました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...何年何月何日誰某宅にて速記などと断り書きのしてあるのは真っ赤な偽りであると...
正岡容 「我が圓朝研究」
...と断り書きを付けながら...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...もっとも寿江子の名誉のためにお断りして置かなければなりませんが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうぞまあお断り申します...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...断りつきの挨拶をして...
吉川英治 「三国志」
...お断りしたというではないか」「そのため...
吉川英治 「新書太閤記」
...その断り方も彼らしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...お前(めえ)と組むのはお断りだから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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