...このことは特にお断りして置きたい...
淡島寒月 「明治十年前後」
...お断りして半日も同じ絵の前に坐り込んで縮図したことはたびたびのことでした...
上村松園 「座右第一品」
...前以てお断りして置きますが...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...たちまち信用を欠いて即日お断りを受ける...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...学校の先生をすすめても断り...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...お断りしておきますが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...しかしこの間に、私に断りなしに、事を進めてはいけませんぞ...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...今日きり私(わたくし)からお断りいたします」お島は硬(こわ)ばった神経を...
徳田秋声 「あらくれ」
...わたくしはいつもの稽古を一時間だけ断りました...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...形式を具(そな)えない断りを云われたと解釈した僕はしばらくしてまた席を立った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...断り方一つで、相手はどう変化するかも分らなかった...
夏目漱石 「明暗」
...断りもしないで私の蚊帳へもぐり込むと...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...今夜ッきり来ないことを一言断りゃいいんだ...
広津柳浪 「今戸心中」
...いつもの投げ銭一切を断り...
正岡容 「寄席風流」
...けれどもとうとう紅矢の親切な言葉を断り切れず...
夢野久作 「白髪小僧」
...宅へ出入りはお断りする」「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
...寝顔へ断りながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ヘン御断りよ』と云った代議士の相貌にはみるみる野獣の本性を現して来た...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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