...力の拔けたときに怠けることゝ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さはれ銀弓のアポローン彼の監視を怠らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼はその楽団特有の怠惰さに毒せられていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三 尾行されたる男世間の重大な騒擾(そうじょう)の最中にも平然として保安と監視との義務を怠らなかったことは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...天然の資源を使い荒らしていた怠慢時代は過ぎたよ...
永井隆 「この子を残して」
...そう怠けてはいけないと叱る...
中里介山 「大菩薩峠」
...惓怠(けったる)い伸(のび)をしながら...
夏目漱石 「虞美人草」
...要求条件を出しただけでは、まだなんでもないんだからね、それで容(い)れられない時に、休業するか、怠けるか、下船しちまうか、等の方法があるわけだね...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...自分を取扱うやりかたが特別怠慢で投げやりであるし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...夫人は監守兵の怠惰に乗じて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...恐らくはその怠惰薄弱心に呆れるだろう...
正岡容 「小説 圓朝」
...今は誰憚るところのない倦怠と嫌悪の色が漲った...
「海流」
...仏勤めは怠(なま)けて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手入れ次第で美しく見えるものであるから怠けものには竹はやめた方がいい...
室生犀星 「庭をつくる人」
...適用し得るかどうかを測量することを怠(おこた)っていたとしたら如何(いかが)であろうか...
柳田国男 「木綿以前の事」
......
藪田忠夫 「休日に」
...その証拠には梅若の過怠(かたい)をゆるすと...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして怠けがちな僕の心を鞭つのである...
淀野隆三 「思ひ出づるまゝに」
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