...怠(なまけ)る時は幾何(いくら)主婦(おかみ)に怒鳴られても平氣で怠ける...
石川啄木 「菊池君」
...世界のありとあらゆる最も進んだものを取り入れる事を怠らず...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...殊に人に物を頼まれたりした場合は必ずその面倒を見ることを怠らなかった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...政事も怠りだした...
田中貢太郎 「虎媛」
...……※俳句性――(単純化)┌印象律量に於て――俳句的リズム┤└象徴的手法質に於て――自然及自然化されたる人事(端的)※作家は自己批判を怠つてはならない...
種田山頭火 「其中日記」
...脊筋に何とも言いようのない好い心地の怠(だる)さを覚えて...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...マルクス主義的文学者のもっと怠らない注意を喚起していい事実だと思うが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...気の弱い怠惰者(なまけもの)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その予備知識の吸収に怠(おこた)りのないお銀様が...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕の書生は少し事情があつて世話して居るんだが然し怠けていかん」かう呟いてランプのほやを拔かうとする...
長塚節 「開業醫」
...次の朝はまた怠(なま)けた...
夏目漱石 「文鳥」
...三郎が己の務めを怠り大事な囚人を盗まれるのを知らなかった過ちは逃れぬとは言え...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...まだ警戒を怠ってはいけない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
......
槇村浩 「青春」
...怠惰(たいだ)的...
矢部貞治 「政治学入門」
...倦怠を感じる様子もない...
横光利一 「夜の靴」
...寸時も生々躍動の前進を怠ってはならない...
吉川英治 「三国志」
...「怠りも、はなはだしいではないか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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