...岩角に懈怠(けたい)よろぼひ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...全(まった)く君の怠慢(たいまん)のお陰だ」鬼課長はこれに応える言葉を持っていなかった...
海野十三 「恐怖の口笛」
...□「遊ぶ」は「怠ける」ではない...
種田山頭火 「其中日記」
...暑さや寒さに対して室温並びに衣服の調節を怠るような場合がどうしても多い上に...
寺田寅彦 「変った話」
...「濫費日」や「嘘つき日」や「怠け日」はあまり聞えはよくないかもしれないが...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...観察を怠っていたのではない...
戸坂潤 「読書法」
...二人は「感受性を狂暴ならしむる安逸の倦怠(けんたい)」を知った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は自分が余りに怠惰で無力であると思っていた...
豊島与志雄 「微笑」
...「あんたは怠けて出来ないんだし...
中原中也 「耕二のこと」
...しかし愛に眩(くら)まされた僕は芸術の精進を怠った...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...役人たちが怠慢なためか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...漠とした倦怠にうち沈みながら...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...津下君は私に通信することを怠らない...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...藩の仕置の怠慢によるもので...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...敵の夜討ちに備える手配も怠っていた...
吉川英治 「三国志」
...この恩遇(おんぐう)と幸運に怠るまいと努めたのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...看病に怠りなかったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...「怠惰(たいだ)なご性質かと思えば...
吉川英治 「源頼朝」
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