...寛は幸にして此三(みっつ)を以てするに怠らず...
関寛 「関牧塲創業記事」
...それとも正義をつかさどる役人の怠慢のゆえだろうか?博愛は人類によって十分に認識されているほとんど唯一の善徳である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...(失言)その点に就いても私は山椒魚に対して常に十分の敬意を怠らぬつもりでございます...
太宰治 「黄村先生言行録」
...ズボンの寝押しも怠り...
太宰治 「おしゃれ童子」
...また奠酒燔肉の禮怠らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...常に知識学的な又は多少の注意を怠らずに言葉を使用するとして認識論的な...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...自分の生活のまわりに倦怠の色調が濃くなってきたこととを...
豊島与志雄 「過渡人」
...しかし救うべからざる怠惰者(なまけもの)で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...回復期の倦怠(けんたい)でさえ一つの休息であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どうしようもない倦怠(アニュイ)に身をもってぶつかったのではなかったか...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...雪(ゆき)にも雨(あめ)にも朝夕(てうせき)二度(ど)の機嫌(きげん)きゝ怠(おこた)らぬ心(こゝろ)殊勝(しゆしよう)なり...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...やるせない倦怠をまぎらわすために国政をいじりまわすことをはじめた...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...だが産業合理化の段階にはいった資本主義の現段階では、清貧に甘んじたり、怠けていたり、濫費したりすることは、文人にとっても美徳ではなくてかえって悪徳となる...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...然し一日も休まぬといふことを何よりの誇りとしてゐる仲間の方では恐らく彼のやうな怠け者の姿をよしや見附けたところで見ぬふりして過ぎた筈(はず)である――彼の顔面は懶惰(らんだ)の羞恥(しうち)で堅くなつてゐた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...何て怠屈で不愉快なダラけた気もちだろう...
室生犀星 「童子」
...甘い倦怠が快く全身を擽(くすぐ)っている...
山本周五郎 「青べか日記」
...最も美妙に動き續けて茫々たる空の倦怠を破つてゐた妻の形が...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...その怠慢(たいまん)をなじり...
吉川英治 「三国志」
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