...身の内の各部に疼痛倦怠を覚え...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...すべての聖職者は馬鹿でなく怠け者ではないこと...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...且(かつ)その姿を写真に撮ることを怠らないのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...塚本が報告を怠つてゐるのも品子のさしがねではないのか...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...この間わたくしは毎夜怠らず聴きに往くに従って...
永井荷風 「帝国劇場のオペラ」
...その寛怠が女の足では...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後明遍僧都は深く法然に帰依(きえ)して専修の行(ぎょう)怠りなかった...
中里介山 「法然行伝」
...何所(どこ)にも怠(おこたり)のない所(ところ)が...
夏目漱石 「門」
...われの如き怠惰の生徒ら...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...「仕事の手を緩(ゆる)めて怠ける算段計(ばか)り為(し)てけツかる...
羽志主水 「監獄部屋」
...そしてもし敵が警戒を怠っているのを見ると(しかしこれは滅多にないことと信ずるが)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ベスだけは、たいして怠けず、まい日こまごました小さな仕事を忠実にやりました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...亭主のしっつぁんは呑んだくれの怠け者で...
山本周五郎 「青べか物語」
...朝夕に武備を怠らなかつた...
吉川英治 「折々の記」
...扉(ドア)に耳をつけてみる注意を怠らなかった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...勅使のお迎えを怠ったか」「ふしぎや...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すぐ怠ってしまった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...猿にでも窺(うかが)われてはと警戒を怠らないのであった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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