...彼はいつも思索的な表情をしている...   
...どんなに思索的になっても、結局は行動しなければ何も変わらない...   
...会話の流れが途切れて、少し思索的な雰囲気になった...   
...彼女は窓の外を見つめ、思索的な様子でいた...   
...彼は「思索的な詩」を書くことが得意だと言っていた...   
...思索的個性と思索的創造力とを持つものは...   
阿部次郎  「三太郎の日記 第二」 
...単に一時の思索的錯誤に過ぎないのか...   
有島武郎  「描かれた花」 
...わたしは自然に内省的になり思索的生活に傾いて行つたのであらうと思ひます...   
石川三四郎  「浪」 
...数年前我々がその新しき思索的生活を始めた当初からして...   
石川啄木  「時代閉塞の現状」 
...自分は詩歌小説の創作や、思索的發見や、戀愛など云ふ、比較的に精神的、内部的な事業の實行ばかりで、かの俗衆の所謂事業をその最も表面的、外形的な方面まで成功する見込みがないのだらうか?不成功は必らずしも論ずるに及ばない...   
岩野泡鳴  「泡鳴五部作」 
...推理がハタと行詰ったかの様にあれなりずっと思索的になって了った大月は...   
大阪圭吉  「花束の虫」 
...若い思索的な女性でなければできないような愛し方で...   
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」 
...一は思索的冥想的であるのに...   
津田左右吉  「東洋文化、東洋思想、東洋史」 
...友人らのいわゆる「空想的なるまでに」思索的であった...   
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」 
...他の或るものは思索的鬱憂性に屬してゐる...   
萩原朔太郎  「青猫」 
...思索的知性の高い力を働かせるものだと...   
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」 
...しかし、その五六年の間、彼は默々としてショオペンハウエルやニイチェなどの哲學書に讀みふけり、思索的生活をし、かたはら人知れず詩作をしてゐたのであつた...   
堀辰雄  「萩原朔太郎」 
...「月に吠える」の再版につづいて上梓せられた箴言集「新しき欲情」はそのながい思索的生活の結實であり...   
堀辰雄  「萩原朔太郎」 
...何も自分の心が病はされさうもない健康な自分の思索的な生活を祝福しながら...   
牧野信一  「山を越えて」 
...思索的な学者の講演に判りよいのが少く...   
宮城道雄  「音の世界に生きる」 
...敬虔な思索的な感激は...   
吉川英治  「折々の記」 
...思索的になった...   
吉川英治  「梅里先生行状記」 
...また思索的な時間を私に送らせたのであつた...   
若山牧水  「樹木とその葉」 
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