...彼はいつも思索的な表情をしている...
...どんなに思索的になっても、結局は行動しなければ何も変わらない...
...会話の流れが途切れて、少し思索的な雰囲気になった...
...彼女は窓の外を見つめ、思索的な様子でいた...
...彼は「思索的な詩」を書くことが得意だと言っていた...
...思索的個性と思索的創造との意義を理解する事が出來ないのは不思議である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...数年前我々がその新しき思索的生活を始めた当初からして...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...子の十年一日の如き思索的努力がその僅かに一部を世間に認められるやうになつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...生活の法則と思索的論法とを革新すべき任務ある僕等の注意して反對すべきところである」と書いた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これを実験的に解せんとせずして思索的に解せんとする時はいかなる学者にもこの書は不可解の謎として残るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...この問題についての彼の見解は思索的な理論であって...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...若い思索的な女性でなければできないような愛し方で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...一は思索的冥想的であるのに...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...友人らのいわゆる「空想的なるまでに」思索的であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...矜(ほこ)らかで思索的で潔白な言い知れぬ趣が漂っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ギリシャ哲学には深い思索的な概念的な所と...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...さうした感覺的のものであるよりはむしろより多く思索的の鬱憂性に傾いてゐる...
萩原朔太郎 「青猫」
...思索的知性の高い力を働かせるものだと...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...彼は今までの経験にまったく反対している目前の出来事にひどく驚かされているばかりで、その驚きは断定的、思索的、自覚的などということなしに、単なる受動的のものであった...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...思索的な学者の講演に判りよいのが少く...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...敬虔な思索的な感激は...
吉川英治 「折々の記」
...また思索的な時間を私に送らせたのであつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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