...これは天然の深さと広さを忘れて人間の私を買いかぶり思い上がった浅墓な慢心の現われた結果であろう...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...これは天然の深さと広さを忘れて人間の私を買いかぶり思い上がった浅はかな慢心の現われた結果であろう...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...いつのまにかこの事を忘れ思い上がった末には...
寺田寅彦 「沓掛より」
...それをいいことにして思い上がった失礼な批評などをしたのは済まなかったような気がする...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...思い上がった性質にでき上がっていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんなことも源氏は期待していたが女のほうは貴女と言われる階級の女以上に思い上がった性質であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかも思い上がった心を持っていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...思い上がった女性ではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...理想が高くてだれとも結婚をせずにまだ独身でいて思い上がった精神が実によい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの思い上がった男が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうも思わないであろうがと考える中納言はおそれおおくもあまりに思い上がったものである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...空虚で退屈な心の補いに恋をし始めたにすぎない相手があまりに冷淡に思い上がった態度をとっているのは場所柄にもふさわしくないことであると不快に思われる心から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三十くらいできれいな風采(ふうさい)をし思い上がった顔つきをしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...思い上がった鼻をヘシ折ったその正しさが...
吉川英治 「大岡越前」
...思い上がった道楽などではないことを認めているので――自分の心もちをそのまま説明するようにいった...
吉川英治 「新書太閤記」
...思い上がった誤算にすぎぬ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...……思い上がったやつだ」「ハハハハ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...なんという思い上がった――高慢な男だろうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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