...世俗の快楽に思い上がった私でもありました」 彼の罪は「この頭の毛髪の数よりも多い」 そして彼はいい続ける「うやうやしく...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...これは天然の深さと広さを忘れて人間の私を買いかぶり思い上がった浅はかな慢心の現われた結果であろう...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...いつのまにかこの事を忘れ思い上がった末には...
寺田寅彦 「沓掛より」
...思い上がった娘だという評判の伊予守の娘...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんなことも源氏は期待していたが女のほうは貴女と言われる階級の女以上に思い上がった性質であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...理想が高くてだれとも結婚をせずにまだ独身でいて思い上がった精神が実によい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...むやみに思い上がった望みを持つ男であると人の批難を受け...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その中で姫宮は御身分からいっても最も若い思い上がった大将などには興味の惹(ひ)かれる御存在ではあったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その人の思い上がった空想がことごとく実現されたのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの思い上がった男が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうも思わないであろうがと考える中納言はおそれおおくもあまりに思い上がったものである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...思い上がった鼻をヘシ折ったその正しさが...
吉川英治 「大岡越前」
...自身が臣下の万歳をうけるなどという思い上がった態を見ては...
吉川英治 「三国志」
...思い上がった主顔(あるじがお)を目に見るような気がされてくる...
吉川英治 「私本太平記」
...思い上がった誤算にすぎぬ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...思い上がった念仏門の鼻ばしらをくじいてくれよう)手ぐすね引いて...
吉川英治 「親鸞」
...思い上がった阿呆に近い...
吉川英治 「源頼朝」
...……思い上がったやつだ」「ハハハハ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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