...怖るる事、悶ゆる事、それは神に捉えられた証拠である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...怖るべき精力老人であった...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...気がついた時は私は実に怖るべき大罪を犯していたのです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...戰場眺め怖るゝや? 370汝の父は畏怖知らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お名前は水戸の山崎譲と申せばおわかりになると申しますのでございます」宿の主人が怖る怖る...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上でお祈りをするのか」「はい」怖る怖る返事をするたびに...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹腰派の勢力は今は怖るるに足らず...
中里介山 「大菩薩峠」
...その主膳の怖るべき酒乱の予感から...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁信法師の怖るべき舌堤の洪水は...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖る怖る首を擡げた蜀黍の穂がすぐに日に焼けた鳶色に変じ出した...
長塚節 「太十と其犬」
...それのいかに怖るべく強く...
長與善郎 「青銅の基督」
...しかしそれがかく迄実際に怖るべきものであるとは彼は決して想像も出来なかつたのであつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...遷延こそ最も怖るべき敵なれ...
西村陽吉 「遥かなる憧憬」
...かの山海のあひだに變幻出沒するところのバンピール――怖るべき電氣猫...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...生贄をふやすという怖るべき目的のために協力したことでしょう」ハリスは答えなかった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...怖るべき犯罪が潜んでいると...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...わざとらしく怖る/\と...
牧野信一 「バラルダ物語」
...怖るべき真蔭流の太刀味は...
吉川英治 「剣難女難」
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