...怖る/\行つて坐ると...
石川啄木 「天鵞絨」
...最も怖るべきは焼夷弾だ...
海野十三 「空襲下の日本」
...怖るべき精力老人であった...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...これほど怖るべき事はないんであるが...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...怖る怖る手をのばして両手に札束を握ると...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...221――文例――1.我々獨逸人は神を怖るゝのみ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その怖るべき吸引力の外に立っているのが不思議...
中里介山 「大菩薩峠」
...何物も怖るるに足らぬではないかというものもあろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...尾田は息をつめて恐る怖る眼を移すのだったが...
北條民雄 「いのちの初夜」
...この怖るべき風評が屡々明らさまの声と化して私の耳を打つに至つてゐた...
牧野信一 「鬼涙村」
...その時促すことさへ怖るゝ心地で彼女の姿に吸はるゝやうに見返つてゐたが...
牧野信一 「奇友往来」
...かうも思つて怖る怖るたてがみの間から前方をすかして見たが...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...その場に戻つて来たのが永年放浪の旅に出てゐた怖るべき親不孝な王子でした...
牧野信一 「山彦の街」
...今は怖るる事なし...
南方熊楠 「十二支考」
...桃太郎の話は主として支那で鬼が桃を怖るるという信念...
南方熊楠 「十二支考」
...すべてが怖るべき天才的の閃めきに見えた...
吉川英治 「剣難女難」
...自斎の怖るべき気当が...
吉川英治 「剣難女難」
...第三軍とも呼びうる――そしてもっとも憎い怖るべき――足利高氏の叛軍で――老ノ坂をこえて...
吉川英治 「私本太平記」
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