...「実は」と長左衛門は怖(おそ)る怖る代官様の顔を見て...
秋田雨雀 「三人の百姓」
...これほど国家にとって怖るべき事はない...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...あのナヂェージダ・イーノヴナのごとき婦人の存在が現在の社会及び次世代に及ぼす怖るべき害毒を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...背中に安置した地蔵尊の木像を怖(おそ)る怖る取り下ろし...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は魔物じゃ」ここに至って竜之助は女の怖るべきことを初めて悟ったかの如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...時々下男が梯子(はしご)から首を出して怖(おそ)る怖る御用を伺いに来るのみであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖る怖る地上へ膝行(しっこう)して集まった人たちを仰ぎ見ることをしないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...その執念の深いことは怖るべきものでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...それではせっかく寝ている弁信を驚かすことを怖るるもののように...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初にばかにしたあの変な身構えの怖るべきことを...
中里介山 「大菩薩峠」
...「君は知るまい、これはカムルチという魚なんだ、怖るべき奴だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いささかも怖るには足りないのであります」さう云ひながら...
原民喜 「壊滅の序曲」
...夫(わたし)と手を携へて怖る/\訪れた赤坂辺のダンスホールを訪れたところが...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...追手を八方に放ちて怖るべきファウストを追跡したれど終に捕ふることを得ず...
牧野信一 「変装綺譚」
...それは怖るべきものであり...
山本周五郎 「似而非物語」
...すべてが怖るべき天才的の閃めきに見えた...
吉川英治 「剣難女難」
...怖るべき逆意を抱いているが...
吉川英治 「三国志」
...――そこでみずから怖るることは...
吉川英治 「新書太閤記」
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