...用もないのに怖々(おづ/\)しながら入つて來て...
石川啄木 「足跡」
...安藤は目を怖々(おづ/\)さして東川を見た...
石川啄木 「足跡」
...重兵衞の後に跟(つ)いて怖々(おづ/\)と入つて來る松太郎を見ると...
石川啄木 「赤痢」
...怖々怪物に近寄って...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...怖々蒲団の中からのぞいて見ると...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...怖々振り返ってみると...
田中英光 「箱根の山」
...そして怖々(こわごわ)に...
徳永直 「眼」
...往来の人が怖々(こわごわ)と橋の左側の方ばかりを小さくなって駈けるようにして通るから...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖々ながらお銀様も見惚(みと)れます...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで金助は怖々(こわごわ)と引返して...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖々見ている)弥八 (升公等を制し...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...怖々ながら側へ寄って顔を覗込んだ...
松本泰 「日蔭の街」
...怖々戸口から外を覗いてからゾロゾロ出て行く...
三好十郎 「斬られの仙太」
...(崖のふちまで行つて怖々下を覗きながら)キツト此辺から列車目がけて飛ぶんだよ...
三好十郎 「地熱」
...仕出し大勢遠くから怖々見て居る...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...権太夫は怖々(こわごわ)盃(さかずき)をうけ取って...
吉川英治 「江戸三国志」
...お蝶の髪の毛を怖々(こわごわ)と弄(なぶ)っています...
吉川英治 「江戸三国志」
...怖々(こわごわ)と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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