...怖々(こはごは)ながら...
芥川龍之介 「芋粥」
...用もないのに怖々(おづおづ)しながら入つて来て...
石川啄木 「足跡」
...安藤は目を怖々(おづ/\)さして東川を見た...
石川啄木 「足跡」
...彼(あ)の恐(おそろ)しい所(ところ)から何(ど)の位(くらゐ)離(はな)れたらうと思(おも)つて怖々(こは/″\)と振返(ふりかへ)ると...
泉鏡花 「怪談女の輪」
...怖々怪物に近寄って...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...少年は尚怖々(おずおず)と見守っていると...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...「結構な松の樹でござりまする」お銀様は怖々(こわごわ)と庭を覗(のぞ)きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一日(いちじつ)に二三回位怖々(こわ/″\)ながら試(ため)してゐるうちに...
夏目漱石 「それから」
...怖々(こわごわ)ながらついそこに釣り込まれて大切な時間を度外においた...
夏目漱石 「明暗」
...怖々(こは/″\)時の經つのを待つてゐるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二度目に多勢の後ろから怖々覗いた時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怖々(こわごわ)そこらを見廻して...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...私たちも怖々(こわごわ)夜更けに出て見たことがある...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...正三は怖々覗いては逃げ...
原民喜 「恐怖教育」
...見かけは怖々(こわごわ)しい大坊主であったが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お次(つぎ)は怖々(こわごわ)すり寄って行った...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...怖々(こわごわ)前へ進みながら...
吉川英治 「源頼朝」
...怖々(おどおど)した挙動(そぶり)をすこし見せたばかりで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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