...怖々怪物に近寄って...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...怖々(こわごわ)足でグッと押して見た...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...怖々(おどおど)して...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...「結構な松の樹でござりまする」お銀様は怖々(こわごわ)と庭を覗(のぞ)きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖々ながらお銀様も見惚(みと)れます...
中里介山 「大菩薩峠」
...かまわずやってくれ」「行くには行きますがね」二人の駕籠屋は怖々(こわごわ)ながら棒に肩を入れました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お梅は怖々(こわごわ)とその一端を覗(のぞ)いて見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖々(こわごわ)この桟敷の一端を覗いて見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖々(ごわごわ)時の経つのを待っているから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「時刻は?」「子刻(こゝのつ)(十二時)近かつたと思ひます」「それぢやこの死骸はあつた筈だが――」「怖々(こは/″\)飛んで歸つたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正三は怖々覗いては逃げ...
原民喜 「恐怖教育」
...縫工怖々(こわごわ)に立ち合うと一角驀然(まっしぐら)に駈け来って角を樹に突っ込んで脱けず...
南方熊楠 「十二支考」
...怖々戸口から外を覗いてからゾロゾロ出て行く...
三好十郎 「斬られの仙太」
...怖々(おずおず)と陣幕の路地を通って行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...怖々(こわごわ)とのぞいて...
吉川英治 「親鸞」
...怖々(こわごわ)...
吉川英治 「松のや露八」
...「わたしです……たけぞうさん……いいえ武蔵様」下着の袖を裂いた紅い小布(こぎれ)を手にしながら――怖々(こわごわ)と寄って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...やがて怖々(こわごわ)お杉隠居のほうへ歩いて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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