...怖々(おづおづ)した様な声で語り出した...
石川啄木 「足跡」
...安藤は目を怖々(おづおづ)さして東川を見た...
石川啄木 「足跡」
...安藤は目を怖々(おづ/\)さして東川を見た...
石川啄木 「足跡」
...怖々(こわごわ)すかして見ると...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...もし情(なさけ)あらば助たまへと怖々(こは/\)熊を撫(なで)ければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「結構な松の樹でござりまする」お銀様は怖々(こわごわ)と庭を覗(のぞ)きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで金助は怖々(こわごわ)と引返して...
中里介山 「大菩薩峠」
...怖々(ごわごわ)時の経つのを待っているから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怖々(こわごわ)そこらを見廻して...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...心の中にお出でたなと怖々ながら内へ這入り...
正岡容 「我が圓朝研究」
...怖々ながら側へ寄って顔を覗込んだ...
松本泰 「日蔭の街」
...お蝶の髪の毛を怖々(こわごわ)と弄(なぶ)っています...
吉川英治 「江戸三国志」
...『お気に入りますやら……』怖々(こわごわ)と茶をおく...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ふたたび廻廊の角(かど)にあたる所の――自分が殺人を犯した場所へ――怖々(こわごわ)と行ってみた...
吉川英治 「親鸞」
...お次(つぎ)は怖々(こわごわ)すり寄って行った...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...怖々(こわごわ)...
吉川英治 「松のや露八」
...怖々(こわごわ)前へ進みながら...
吉川英治 「源頼朝」
...「わたしです……たけぞうさん……いいえ武蔵様」下着の袖を裂いた紅い小布(こぎれ)を手にしながら――怖々(こわごわ)と寄って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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