...終日怏々として楽しまなかったほどである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...さうやつて巴里にひとり暮らしながら怏々としてゐるらしいモオリスの心を慰めるために...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...怏々(おうおう)として日を送った...
森鴎外 「阿部一族」
...怏々(おうおう)として楽まない...
森鴎外 「魚玄機」
...怏々(おうおう)として楽しめない...
吉川英治 「大岡越前」
...帝にはむしろ怏々(おうおう)と何か常に楽しまぬご容子に察しられた...
吉川英治 「三国志」
...怏々(おうおう)と...
吉川英治 「三国志」
...彼の面は怏々と閉じていた...
吉川英治 「三国志」
...きっとこの返報は」つい瞋恚(しんい)に燃えやすい怏々(おうおう)の胸を...
吉川英治 「私本太平記」
...怏々(おうおう)とつねに楽しめない色なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...怏々(おうおう)と心の楽しまない顔だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとり怏々(おうおう)と日蔭者(ひかげもの)じみた日々を過ごしていなければならないか...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の顔も怏々(おうおう)として...
吉川英治 「新・水滸伝」
...怏々(おうおう)として楽しまずに暮しているらしい」「備前児島(こじま)の城へ当てて...
吉川英治 「親鸞」
...勝手に転居する事も許されない――怏々(おうおう)と...
吉川英治 「夏虫行燈」
...怏々(おうおう)と胸が鬱(ふさ)いでくる...
吉川英治 「源頼朝」
...怏々(おうおう)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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