...何となし怏々として楽しまない日...
種田山頭火 「其中日記」
...彼女は怏々(おうおう)と楽しまない日がつづいて...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...怏々(おうおう)たる顔の色...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それゆゑ常に怏々として楽まず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ぼくもその前後、胃癌らしい、を宣告されて、怏々と、一年半ほどは、おかゆと麩とクズ湯にばかり馴づんでゐた...
吉川英治 「折々の記」
...疑心と嫉妬が怏々(おうおう)と足にからみついて...
吉川英治 「銀河まつり」
...心中ひとり怏々(おうおう)と悶(もだ)えを抱いていた...
吉川英治 「三国志」
...しかも酒がさめれば怏々(おうおう)としていた...
吉川英治 「三国志」
...怏々(おうおう)と揺れ悩んでいるかにみえる...
吉川英治 「私本太平記」
...怏々(おうおう)として...
吉川英治 「私本太平記」
...怏々(おうおう)とつねに楽しめない色なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...怏々(おうおう)と心も楽しまず...
吉川英治 「新書太閤記」
...後には怏々(おうおう)と楽しまない日ばかりを過して...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)として楽しまず...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)と楽しめない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...怏々(おうおう)として楽しまない人間になった...
吉川英治 「源頼朝」
...怏々(おうおう)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんな心配も怏々(おうおう)と胸に抱いたことであったろうと思われる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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