...我心は怏々(あう/\)として樂まずなりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...時には遠方の納屋庭で何か怏々(おうおう)としている牝牛の啼きごえも聞いた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...何となし怏々として楽しまない日...
種田山頭火 「其中日記」
...怏々(おうおう)たる顔の色...
二葉亭四迷 「浮雲」
...春の羅馬にあつてなんの爲事もなさずに怏々としてゐたリルケのもとに遂に屆いたのであつた...
堀辰雄 「或外國の公園で」
...私はこれもどうにもならぬことながら終日怏々として楽しまなかつた...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...怏々(おうおう)として日を送った...
森鴎外 「阿部一族」
...怏々(おうおう)として楽しめない...
吉川英治 「大岡越前」
...疑心と嫉妬が怏々(おうおう)と足にからみついて...
吉川英治 「銀河まつり」
...怏々(おうおう)とすぐれない一日を過していたが...
吉川英治 「三国志」
...怏々(おうおう)として楽しまない容子だったが...
吉川英治 「三国志」
...こういう世相に怏々(おうおう)として...
吉川英治 「私本太平記」
...怏々(おうおう)と楽しまぬ色のあった彼も...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとり怏々(おうおう)と日蔭者(ひかげもの)じみた日々を過ごしていなければならないか...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)として...
吉川英治 「新・水滸伝」
...怏々(おうおう)と胸が鬱(ふさ)いでくる...
吉川英治 「源頼朝」
...怏々(おうおう)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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