...怏々(おうおう)としていたのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...時には遠方の納屋庭で何か怏々(おうおう)としている牝牛の啼きごえも聞いた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そして魂のぬけた人のようになって怏怏(おうおう)として帰ったが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...怏々として楽しまず...
種田山頭火 「行乞記」
...彼はこの城の先祖の不正直なことを知って怏々(おうおう)として楽しまなかった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...トロイアの軍勢あとに怏々と...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼女は怏々(おうおう)と楽しまない日がつづいて...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...怏々(おうおう)として日を送った...
森鴎外 「阿部一族」
...ぼくもその前後、胃癌らしい、を宣告されて、怏々と、一年半ほどは、おかゆと麩とクズ湯にばかり馴づんでゐた...
吉川英治 「折々の記」
...また愁心(しゅうしん)怏々(おうおう)たる憂いを抱きながらも...
吉川英治 「黒田如水」
...怏々(おうおう)と汝南を去った...
吉川英治 「三国志」
...魏延は怏々(おうおう)と楽しまない顔をして退がった...
吉川英治 「三国志」
...後には怏々(おうおう)と楽しまない日ばかりを過して...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)として楽しまず...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...怏々(おうおう)と胸が鬱(ふさ)いでくる...
吉川英治 「源頼朝」
...怏々(おうおう)として無為の日を送るすでに五年...
吉川英治 「宮本武蔵」
...怏々(おうおう)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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