...大きな天と地との間に一人の母と一人の子とがその刹那(せつな)に忽如(こつじょ)として現われ出たのだ...
有島武郎 「小さき者へ」
...忽如として消えてしまう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...忽如としてわたしの内部に燃えあがり...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...山縣内閣は忽如として成りたりき歴史は反復す...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...山県内閣は忽如として成りたりき歴史は反復す...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...忽如(こつじよ)として街頭の火影(ほかげ)に立現(たちあらは)るゝ女は...
永井荷風 「夜あるき」
...余の目の前には忽如として破れたる長椅子...
永井荷風 「夜あるき」
便利!手書き漢字入力検索