...念力でペンを浮かせることができるのかな?...
...緊張していても、念力を使って落ち着かせよう...
...念力を使って何かを動かすことができたら楽しいだろうね...
...念力の実在性はまだ科学的には証明されていない...
...念力を信じる人もいるし、いない人もいる...
...念力も今度は無効だったらしい...
芥川龍之介 「不思議な島」
...今度は念力もきかないようですね...
芥川龍之介 「不思議な島」
...不取敢(とりあえず)私(わたくし)は念力(ねんりき)をこめて...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...東亜諸民族の念力が自然裡に昭和維新を実行するのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...三女の念力などいうこと...
伊藤左千夫 「春の潮」
...おとよの念力が極々(ごくごく)細微な径路を伝わって省作を動かすに至った事は理屈に合っている...
伊藤左千夫 「春の潮」
...思う念力、岩をもとおすためしも有之、あたかも、太原の一男子自ら顧るに庸且つ鄙たりと雖も、たゆまざる努力を用いて必ずやこの老いの痩腕に八郎にも劣らぬくろがねの筋をぶち込んでお目に掛けんと固く決意仕り、ひとり首肯してその夜の稽古は打止めに致し、帰途は鳴瀬医院に立寄って耳の診察を乞い、鼓膜(こまく)は別に何ともなっていませんとの診断を得てほっと致し、さらに勇気百倍、阿佐ヶ谷の省線踏切の傍なる屋台店にずいとはいり申候...
太宰治 「花吹雪」
...云うまでもなく取り沙汰される公の識見乃至常識と信念力とも...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...念力とを打込んでいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...念力(ねんりき)で感光させるというのである...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...それに達し得る念力をもって修養の功を積むべく余儀なくされたのが昔の徳育であります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...「尤も、お鮒がチヨイチヨイ氣を引くからいけないんで、――飼ひ鶯を軒下(のきした)に出して、一日に幾度となくそれを見に、障子を開けて縁側へ出る、それ丈けなら宜いが、鶯をあやし乍ら、向うの物干臺のあたりを見てニツコリする」「――」「白痴の猪之助は、日雇取(ひようとり)に出るのも忘れて、夜が明けてから日が暮れるまで、裏の物干臺に立つて、板塀越しに、お隣の三七郎の家を眺めて居ますよ」「この寒空に」「雨や雪の日は、小鳥を家の中へ取込みますが、猪之助にはそのけじめがわからねえ、小鳥は縁側に居なくたつて、自分が物干から眺めてゐさへすれば、念力でもつて、お鮒が顏を出すに違ひない――と、斯(か)う思ひ込んでゐるやうで」「哀れだな」「良い女は罪が深いね、お寺の油を三合盜まなくたつて、あれぢや來世はろくなことがねえ」「三世相見たいな事を言ふな、――話はそれつきりか」「これから面白くなるんで」「厄介だな、早くサワリどころをブチまけなよ」平次も少し乘氣になりました、八五郎の話の馬鹿々々しさが、妙に人をひき付けます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御亡魂(ごぼうこん)の御念力じゃ――このわしの前で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...むしろ念力(ねんりき)の分散に帰することはわかっているはずで...
柳田国男 「母の手毬歌」
...朱然は、面を伏せ、念力を凝らして、猛然突いてかかったが、もとより関羽の敵ではなく、やがて恐れ震えて逃げだした...
吉川英治 「三国志」
...夜叉(やしゃ)のごとく荒れまわった忍剣は、突(とつ)として、いっぽうの捕手(とりて)をかけくずし、そのわずかなすきに、ふたたび鷲(わし)の鎖(くさり)をねらって、一念力、戛然(かつぜん)とうった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おそろしい念力(ねんりき)で対手(あいて)の腕くびへ歯を立てる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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