...私は病気から快癒した...
...彼女の優しい言葉で彼は心の傷も快癒した...
...このマッサージは疲れを快癒するのに効果的だ...
...あの事件の傷跡が時間とともに快癒していく...
...早期治療をすることで、病気が快癒することもある...
...併せて敵(かたき)瀬沼兵衛(せぬまひょうえ)の快癒も祈らざるを得なかった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...アノ快癒(なほ)つてからの事で御座いますから...
石川啄木 「鳥影」
...あの快癒(なほ)つてからの事で御座いますから...
石川啄木 「鳥影」
...何もかも分るだろう」只(ただ)一人の生残者リウサン参謀の快癒(かいゆ)を待つまでもなく...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...傷口は快癒しても狂気は治らず...
江戸川乱歩 「鬼」
...一生快癒する望みのない癈人としてぶらぶらしてゐるものの...
武田麟太郎 「現代詩」
...超スピードで快癒していった...
豊島与志雄 「愉快な話」
...酒が原因の病気は、酒をたちさえすれば、直ちに快癒する...
豊島与志雄 「愉快な話」
...私は万福が快癒し...
葉山嘉樹 「万福追想」
...五日で快癒する程度のものであった...
久生十蘭 「新西遊記」
...おそらく快癒のためにも数年はかかるであろう...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...その日光室の中には快癒期(かいゆき)の患者(かんじゃ)らしい外国人が一人...
堀辰雄 「美しい村」
...その母の手紙を見た途端に年来の持病は一切快癒したやうだつた...
牧野信一 「好色夢」
...日ならず御快癒(ごかいゆ)に相違ござりますまいが――」なぞと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...精神的に快癒がおくれる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きょうはおのずから快癒に向って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その後しばらくはわずらっていたもののようやく快癒(かいゆ)したふうの見えたために僧都は横川(よかわ)の寺へ帰った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それなら果してそれら尽くの病体に必ず効いて快癒するものかどうかとなると...
横光利一 「馬車」
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