......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...彼れ自身の上には夥(おびただ)しい同情と畏敬とが集っているのを知って快心の笑みを洩らしていた...
海野十三 「くろがね天狗」
...最も快心の時であり...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...快心の微笑を浮べて...
太宰治 「正直ノオト」
...山口専次郎は快心の微笑を浮かべた...
豊島与志雄 「塩花」
...彼女は快心の笑みを浮べるかも知れない...
豊島与志雄 「条件反射」
...信長は快心の笑を浮かべつつ「うむ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...この志に赴くのは快心事ではないか...
直木三十五 「南国太平記」
...残忍そのものを翻弄する痛快心に駆られて...
中里介山 「大菩薩峠」
...また男児の快心事ではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...モナコ公国の国庫は破産することになりはしないかね」タヌは快心の笑をもらしながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...一一、タラノ村の和楽、快心の合唱...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...私はことによつたら萩原さんをもつと快心にさせることが出來たかも知れない...
堀辰雄 「「青猫」について」
...談話等快心の事を為す...
正岡子規 「病牀譫語」
...是(ここ)において衛生上の営養と快心的の娯楽と一時に奪ひ去られ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...唇には快心の微笑がうかんでいた...
山本周五郎 「風流太平記」
...片頬の靨に快心の微笑を泛べて頷いた...
横光利一 「旅愁」
...矢代はひとり快心の微笑を洩らしながら...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索