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芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...胸いっぱいの快哉(かいさい)を絶叫していた...
江戸川乱歩 「影男」
...「やったぞ」と俺は快哉(かいさい)を叫んだ...
高見順 「いやな感じ」
...われはまた手を拍(う)つて快哉を叫ばざるべからざるの奇景に逢ひぬ...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...余をしてしばしば巻をおおい覚えず快哉(かいさい)と呼ばしめたりき...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...不覚拍案快哉を呼び...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...子路をして心からの快哉(かいさい)を叫ばしめるに充分な出来事ではあったが...
中島敦 「弟子」
...この時心中にはちょっと快哉(かいさい)を呼んだが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...快哉...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...たしかに私の母に対して快哉的気分を何か感じるらしかつた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...統一のための統一に無味無色の階段を昇り降りし続けている物理学生と絶交して快哉(かいさい)の冠を振った...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...今や見事な巻き落し(ヴオレイ)を喰はして馬上ゆたかに快哉の叫びを挙げてゐる颯爽たる騎士の姿に私の眼に映つたりした...
牧野信一 「バラルダ物語」
...快哉を叫ばんとする如き犯罪性に憧れてゐるのだらう...
牧野信一 「変装綺譚」
...我れ思はず応と快哉を叫び...
牧野信一 「貧しき日録」
...快哉妙樂無二首上一...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...彼の手ぎわに感じて快哉をさけび合い...
吉川英治 「三国志」
...大いに敵をして快哉(かいさい)を叫ばせているという甚だ不愉快な事実が...
吉川英治 「三国志」
...火の雨の下にある城兵の混乱ぶりを想像しての快哉(かいさい)なのだ...
吉川英治 「私本太平記」
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