...この飲み物は爽快味があって、夏にぴったりです...
...口の中に広がる爽快味が何とも言えない...
...爽快味を感じながら、汗をかいて運動するのが最高だ...
...シャンプーの爽快味が気持ちいい...
...爽快味のある風が吹いて、気持ちが良い...
...痛快味のこもつた心持だつた...
犬養健 「愚かな父」
...なるほどこのスリルと爽快味(そうかいみ)だけは...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...あるいは云う男の師匠が弟子を折檻する例は多々あるけれども女だてらに男の弟子を打ったり殴(なぐ)ったりしたという春琴のごときは他に類が少いこれをもって思うに幾分嗜虐性(しぎゃくせい)の傾向があったのではないか稽古に事寄せて一種変態な性慾(せいよく)的快味を享楽(きょうらく)していたのではないかと...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...予モ四五年前マデハソノ爽快味ヲ満喫シテイタノニト思ウト...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...おもてに貞淑をよそおいながら心ひそかに復讐の快味を喫する人の...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...あの白い中身をしゃぶる甘味快味を...
豊島与志雄 「「自然」」
...夜な夜な飽くまで人の血を貪り飲むの快味に我を忘れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...会心の法帖を摸するの快味を味わう瞬間だけは...
中里介山 「大菩薩峠」
...一種の痛快味をさえも覚ゆるようになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十枚八銭の原稿紙を書きつぶす快味...
林芙美子 「新版 放浪記」
...質素な生活の快味を屡々其の詩の中に歌つたことか! この芝生を...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...それはこの作家の寧ろ豪快味に富んだ性格的のものであらうし...
牧野信一 「浪曼的時評」
...かえって適切である(快味こそとても及ばないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...豐かな快味との織りまじつた文章と...
吉江喬松 「山岳美觀」
...苦勞を人生の快味として噛みしめるところに...
吉川英治 「折々の記」
...彼はいま独りで謀略の快味に酔っていたのだった...
吉川英治 「私本太平記」
...五体の汗腺にあとの爽快味を残したものかとおもわれる...
吉川英治 「私本太平記」
...おのれの快味に供えるのが...
吉川英治 「親鸞」
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