...むしろ当然のことを仕遂げる快さに近いものを感じていた...
芥川龍之介 「夢」
...苦しい快さ(今日一日の気分はかうだつた)...
種田山頭火 「行乞記」
...朝夕の快さにくらべて...
種田山頭火 「其中日記」
...その暑いための不愉快さが戸惑いをして壁面の絵のほうにぶつかって行ったせいもあるであろう...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...不快さを追払おうと露台へ出て見る...
中島敦 「盈虚」
...その愉快さはまだ幾らか酔っているような口振りであった...
本庄陸男 「石狩川」
...如何にも愉快さうだった...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...かくもゆたかな南国ふうの軽快さを見て...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...自ら見放したものに取つて一つの痛い快さである...
水野仙子 「脱殼」
...涙の快さに浸つて居る...
水野仙子 「脱殼」
...快さを感じたのであった...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...そのときの困難ではあるが快さに似たものだといったら昼寝の仔猫のような姿を幸福に与えようとしている人たちは非常にびっくりするだろうか...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...自分自身の思い出にも不快さの残ることであろうなどと思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の裸の躯を見る不愉快さはたとえようもない...
山本周五郎 「季節のない街」
...半之助は快さそうな...
山本周五郎 「山彦乙女」
...要らざるこちらの腹さえさぐられる不愉快さも量を増し...
横光利一 「旅愁」
...道誉に先(せん)を越された不快さかもしれなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...実に愉快さうなり...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??