...互に愉快さうな頷(うなづ)きを忙しい中に送り合つた...
芥川龍之介 「舞踏会」
...快さとともに腹立たしさからも免れなかった...
高見順 「いやな感じ」
...猪沢を出し抜いてやったと矢萩は快さそうに笑った...
高見順 「いやな感じ」
...微風の快さであったろう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...創造の喜びに勝利の愉快さも加わってきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...不快さを追拂はうと露臺へ出て見る...
中島敦 「盈虚」
...権力の地位に在って所信を断行する快さは既に先頃の経験で知ってはいるが...
中島敦 「弟子」
...何という快さだろう! 四大の峻烈(しゅんれつ)な意志に逆らって...
中島敦 「光と風と夢」
...私の胸には變な不快さが込み上げて來た...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...スポーツ選手のやうな軽快さがあつた...
林芙美子 「浮雲」
...他の少女たちが愉快さうに喋つたり...
北條民雄 「戯画」
...そのような愉快さの性質や強さをわざわざ説明する必要はほとんどない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...先ず自分どもの仲間にこの愉快さをわかち...
本庄陸男 「石狩川」
...退屈ではあるが爽やかな快さを感じた...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...私は不快さを其儘投げやりにしておいて...
牧野信一 「妄想患者」
...不吉な空想を逞しゅうするという不快さえ感じるかもしれません...
宮本百合子 「偶感一語」
...自分は沢山(たくさん)の石段を降りる快さなどを思つて見た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...傍目(わきめ)にも子を持たぬ人の覚え能(あた)はぬ快さを覚え申し候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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