...路用も遣い果して難渋窮まりしを伯父が救いて全快させしうえ路用を与えて帰京させたれば...
饗庭篁村 「良夜」
...愉快さうな微笑を浮べながら...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...葉子は貞世を全快させてやりたいのだ...
有島武郎 「或る女」
...愉快さうに観察した...
犬養健 「朧夜」
...種々な不快さがありまして...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...気に入らないなぞと云う単純な失敗の不快さに終らない...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...樹明兄も愉快さうだが...
種田山頭火 「行乞記」
...」習いたての自転車の爽快さと便利さと楽しさとを...
豊島与志雄 「楊先生」
...久能は不快さの中にも三ツ木のキューを握っている恰好の憑かれた三昧境を思い浮べて...
豊田三郎 「リラの手紙」
...そして自分の一言一句がクラスの全體から力強く同感されてゐる快さに醉つてゐた...
南部修太郎 「猫又先生」
...彼女と共にゐる快さが...
堀辰雄 「不器用な天使」
...しかし風景の變化の中に三人ともほとんど同樣の快さを感じてゐたので...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...景色について愉快さうに話しあうてゐた...
牧野信一 「環魚洞風景」
...たゞ無暗と愉快さうにもじもじして居たが再三王に追求せられて...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...悩みも不安も綺麗に拭はれて行く爽快さを覚へた...
牧野信一 「南風譜」
...「愉快さうだね、お早う……」「ゼラニユウムに水をやらなければ駄目ぢやありませんか、お日様はもう高いのよ...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...その上を散らばる鴎の群の軽快さ波止場に並んで じっと動かぬ赤い帆船のバウスプリットと 頑丈そうな錨...
松本淳三 「再生の日の海を眺めて」
...腰の浮き浮きする不快さが加わっていくばかりだった...
横光利一 「旅愁」
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