...二人で泣いて一度に泣き流したのですからあとの愉快さは筆にはつくせません...
伊藤左千夫 「春の潮」
...描写に対する不愉快さは...
太宰治 「女の決闘」
...私のこの不愉快さは...
太宰治 「新樹の言葉」
...微風の快さであったろう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...朝夕の快さにくらべて...
種田山頭火 「其中日記」
...どこかある明るさと愉快さがある...
寺田寅彦 「二科会展覧会雑感」
...睡魔――しかも私はいかにもそのようなものに魅せられて行くような快さの中にいた...
外村繁 「夢幻泡影」
...私は云い知れぬ快さを...
豊島与志雄 「月かげ」
...久能は不快さの中にも三ツ木のキューを握っている恰好の憑かれた三昧境を思い浮べて...
豊田三郎 「リラの手紙」
...何処か豁然(からり)と晴やかに快さそうな所も有りて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...彼等の動作(どうさ)の輕快さと陽氣さが白い羽毛(うまう)の鳥の群を思ひ出させた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...濁つた色の不快さから來るものとしか感じられなかつたが...
堀辰雄 「水のほとり」
...それにしても矢代はまだ前からの不快さから脱せられず...
横光利一 「旅愁」
...人ごみに気おくれのする快さ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...嶮しい山岳を征伏して絶巓に立つた時のあの愉快さを千萬倍にも膨らませた心地と同じである...
吉川英治 「折々の記」
...こういう一世の人物や勇将を端的に土俵へあげて闘わせて観る愉快さには...
吉川英治 「新書太閤記」
...レイモンド嬢はルパンを全快させた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...霜柱を踏む草鞋の気持はまさしく脳にも響く快さである...
若山牧水 「木枯紀行」
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