...それは快く空の晴れ渡った小春びよりの一日だった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...気が落ち付いて快くなつた...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...わが身も快くは思はず...
巌谷小波 「こがね丸」
...快く酒のみて寢につけり...
大町桂月 「常磐の山水」
...快く義妹達を受け容(い)れていたせいもあろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...師が快く多忙な貴重な時間を割いて...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...わが獲し馬を快く――或は別にわが許(もと)に更に善き物あるべきを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...快く一杯を過ごさんか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...クリストフの打ち明け話がだれからもあまり快く迎えられなかったのには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...(心残り無く死ねる、戦場で死ぬよりも、この方が、大丈夫として立派だ)人の出来ないことをして、そうして、こういう死をもって、なお世間へ、自分を記憶させることの出来る自分を、快く感じながら、大作は、馬上に揺られて行った...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...それは――ただ、島津が一致して、天下のために、快く、働けるようになってくれたならよいという、ただそれだけの望みからであった...
直木三十五 「南国太平記」
...彼は校長が自分を快く思つてゐないことも知らないではなかつたが...
中原中也 「校長」
...また彼女が私に示すもの靜かな好意や彼女の穩(おだ)やかな心と性質にふさはしい交際を快く感じるのと同じ程度であつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何とも云へない快く物倦く哀しい全身全霊の痺れと疼きとは!もうそのひともなく...
正岡容 「吉原百人斬」
...そしたらわたしの著物だつてきつと快く買つて下さる!」何も彼(か)も今はこれで満足であつた...
水野仙子 「散歩」
...このごろは大臣の夫人の内親王様も中将を快くお思いにならなくなったのに悲観して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...快く承知して学資を出してくれることになった...
柳田国男 「故郷七十年」
...快く訣別(けつべつ)したいものだと日夜苦しんでいたのであるが...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
