...時平に突然みそかごとを発(あば)き立てられたので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...彼は自分のみそかごとを美佐子がうすうす気づいているといないとに拘わらず...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...仮令猫にもせよ密事(みそかごと)を外の目に見られるのを恐れてわざと猫を追いました事やらよくは判りませぬが...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...ひとに知られたくないじぶんの密事(みそかごと)まで喋るようなことになろうとかんがえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...色々と閨中(けいちゅう)のみそかごとまでを語り出したので...
柳田国男 「海上の道」
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