...四九 寛懷不レ忤二俗情一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...〔譯〕寛懷(かんくわい)俗情(ぞくじやう)に忤(さか)はざるは...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...ここに舊辭の誤り忤(たが)へるを惜しみ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...氏姓(かばね)が忤(たが)ひ過(あやま)て三ることを愁へまして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...孔生は朝廷から差遣(さけん)せられて地方を巡察する直指(ちょくし)に忤(さかろ)うたがために官を罷(や)めさせられたが...
田中貢太郎 「嬌娜」
...命に少しも忤らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヂュウスの旨に忤ひて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...――だから僕は表向母の意志に忤(さから)って...
夏目漱石 「虞美人草」
...「どうでもいいわ」と半分夫の意に忤(さか)らわないような挨拶(あいさつ)をした...
夏目漱石 「門」
...「何(ど)うでも可(い)いわ」と半分(はんぶん)夫(をつと)の意(い)に忤(さか)らはない樣(やう)な挨拶(あいさつ)をした...
夏目漱石 「門」
...「寛懐(かんかい)俗情に忤(もと)らざるは和(わ)なり...
新渡戸稲造 「自警録」
...母親に忤(さから)いながら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...若し旨に忤(さか)つて職を免ぜられると云ふことになつたら...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...父田中甚左衛門(じんざえもん)御旨(おんむね)に忤(さか)い...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...寛延三年に旨に忤(さか)って知行宅地を没収せられた...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...旨(むね)に忤(さか)って永(なが)の暇(いとま)になった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「小母(おば)さんはどこまでこの病人に忤(さから)う気ですか」といった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...私は年久しくそう云う人と相忤(あいさから)わずに往来したことがある...
森鴎外 「二人の友」
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