...吉川公に昔と同じ忠誠をつくす彼の忠義な家来達に対する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...戦争を機として不正の金儲けを企てる不忠不義の者の多い人間社会では一人やや忠義な者があると非常に目に立って後の世までも名をのこすが...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...忠義なハルメソンとその子が王の柩(ひつぎ)を船底に隠し...
寺田寅彦 「春寒」
...忠義なる空文に大義名分てふ(ちょう)力ある哲理的の解釈を応用したり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...忠義な下女のお常だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忠義な下女のお常(つね)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「忠義な士が、忠義でもないことをして、忠義と思って死んで行く...
久生十蘭 「鈴木主水」
...どんな忠義な家隷をも...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...忠義な女中達はすぐお跡をお慕(したい)申すが道です...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...意気地なしのバクホス様は忠義な家隷(けらい)にも余り構わずに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...忠義な家来は、死(し)んだわかい王さまをすくいあげますと、肌身(はだみ)はなさずもっていた、あの三枚(まい)のヘビの葉を、わかい王さまの両方の目と口の上にのせました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「三枚のヘビの葉」
...あっぱれ忠義な侍だって...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...不作法もしかたがない」「日ごろの不作法はゆるされるが、いったいこのご評議を何だと心得ているのだろうか」「さればよ、官兵衛どのに、その忠義などを、求めるのが無理であろうよ...
吉川英治 「黒田如水」
...どうかこの身に力をかして賜もれ」忠義な郎党と...
吉川英治 「三国志」
...「忠義なものである...
吉川英治 「三国志」
...高定は元来、忠義な人だ、野心家の雍(ようがい)にだまされて、謀反(むほん)に与(くみ)したものにちがいない...
吉川英治 「三国志」
...ここで死んだ忠義なひとの兜かもしれない……」佐々介三郎から聞いている楠公のはなしが頭にあるからであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...インカのまわりには忠義な貴族たちが集まって身を以て楯とした...
和辻哲郎 「鎖国」
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