...吉川公に昔と同じ忠誠をつくす彼の忠義な家来達に対する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...すべては但馬さんの忠義な一存からだったという事が...
太宰治 「きりぎりす」
...お師匠様は鶯や雲雀の方がお前等(ら)より忠義者だと仰(お)っしゃるが忠義なのも無理がない...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...そんなときにこの行燈が忠義な乳母(うば)のように自分の枕元を護っていてくれたものである...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...身を調伏したり、身に陰謀を企てたりする奴等がおったなら――そりゃ、床下へなりと、天井へなりと、奥へなりと忍び込め――それは、忠義な所業じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...忠義なる一頭のムク犬とを娘のために遺品(かたみ)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...忠義な佐兵衛が自分から名乗って白状するだろうと思ったのでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...忠義な下女のお常(つね)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...忠義な番頭は、自分は殺されながらも主人を助けようと思つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忠義な番頭は、自分は殺されながらも主人を助けようと思った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まことに忠義なり...
福沢諭吉 「徳育如何」
...忠義な家来は、死(し)んだわかい王さまをすくいあげますと、肌身(はだみ)はなさずもっていた、あの三枚(まい)のヘビの葉を、わかい王さまの両方の目と口の上にのせました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「三枚のヘビの葉」
...忠義な乳母(うば)のお磯とを除いた村の人間の中(うち)で...
夢野久作 「復讐」
...不作法もしかたがない」「日ごろの不作法はゆるされるが、いったいこのご評議を何だと心得ているのだろうか」「さればよ、官兵衛どのに、その忠義などを、求めるのが無理であろうよ...
吉川英治 「黒田如水」
...忠義な人もあるものだ……)と...
吉川英治 「三国志」
...実に忠義なものだ...
吉川英治 「三国志」
...鎌倉殿よりほかに存じ申さぬ」「忠義な犬よの」けわしい沈黙をすこしおいて...
吉川英治 「私本太平記」
...――忠義な彼へ対して...
吉川英治 「新書太閤記」
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